“時日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じじつ83.3%
とき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そちがさぐってきた、若君わかぎみのご異変いへん、また都田川みやこだがわ刑場けいじょうでおこなわれる時日じじつ、かならずまちがいのないことであろうな」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これを見これをきゝて、雪のとほからざるをしる。年の寒暖かんだんにつれて時日じじつはさだかならねど、たけまはり・どうなりは秋の彼岸ひがん前後ぜんごにあり、毎年まいねんかくのごとし。
そこで彼は、「じゃあお邪魔しましょう。」と言って、「しかし、あんまり引き留めないで下さいよ。時日ときがありませんからね。」
ウルピノさん聖人ひじりおつしやつたやうに、むかしから色々いろ/\口碑くちつたへのあるなかで、船旅ふなたびほど時日ときえらばねばならぬものはありません、凶日わるいひ旅立たびだつたひと屹度きつと災難わざはひ出逢であひますよ。