“斎糧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とき50.0%
ときりやう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはわたくしの家の掟でございまして、その折には四季に食べるお斎糧ときを小者にかつがせ、腐らぬ漬物などを用意してまいります。
あじゃり (新字新仮名) / 室生犀星(著)
此の寺はさる由縁ゆゑありて、かく荒れはて、人も住まぬ野らとなりしかば、一りふ一〇三斎糧ときりやうもなく、一宿ひとよをかすべき一〇四はかりごともなし。はやく里に出でよといふ。禅師いふ。