動悸とき)” の例文
かつは喜びかつは動悸ときめきながら、看守に伴われて面接所に行き見れば、小塚氏は微笑を以て妾を迎え、久々ひさびさ疎音そいんを謝して、さていうよう、自分は今回有志者の依頼を受けて
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
と新九郎は動悸ときめく胸を隠すような声で、やっと訊き返した。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)