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時節
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とき
ふりがな文庫
“
時節
(
とき
)” の例文
時節
(
とき
)
が参らねば浮世の事はすべて思うようにはならぬものじゃ。万事気永うなさるがよい。なるほど父上を
諫
(
いさ
)
められることも折につけてはなさるもよい。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
冗費を節して、
恒
(
つね
)
の産を積んで、まさかの
時節
(
とき
)
に内顧の
患
(
うれい
)
のないようにするのは、そらあ当然さ。ねエ浪さん。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
川幅は広いけれども鴻の渡るを見て北條の軍勢が浅瀬を渡って、桜ヶ陣より
一時
(
いちどき
)
に取詰めた処から、かゝる名城も
忽
(
たちま
)
ちにして落城したというが、
時節
(
とき
)
だのう、其の日は
恰
(
ちょう
)
ど
今日
(
こんにち
)
の如く夕暮で
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「手前、覚悟致しておりました
時節
(
とき
)
が参りました」
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
万作は
時節
(
とき
)
相応鯉鮒鰻などの釣に出掛けることもあれば、網曳に雇われて行くこともあり、時々はまた鴨を
猟
(
と
)
りに行くこともあり、さもなければ裏の畑に麦蒔き大根作ることもある。
漁師の娘
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
“時節”の意味
《名詞》
時節(じせつ)
時候。季節。
時機。機会。チャンス。
情勢。時勢。
(出典:Wiktionary)
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
“時節”で始まる語句
時節柄
時節若至