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時機
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とき
ふりがな文庫
“
時機
(
とき
)” の例文
莟
(
つぼ
)
みと
思
(
おも
)
ひし
梢
(
こずゑ
)
の
花
(
はな
)
も
春雨
(
しゆんう
)
一
夜
(
や
)
だしぬけにこれはこれはと
驚
(
おどろ
)
かるヽ
物
(
もの
)
なり、
時機
(
とき
)
といふものヽ
可笑
(
をか
)
しさにはお
園
(
その
)
の
少
(
ちい
)
さき
胸
(
むね
)
に
何
(
なに
)
を
感
(
かん
)
ぜしか
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ええ
業腹
(
ごうはら
)
な、十兵衛も大方我をそう視て居るべし、とく
時機
(
とき
)
の来よこの源太が
返報
(
しかえし
)
仕様を見せてくれん、清吉ごとき
卑劣
(
けち
)
な野郎のしたことに何似るべきか
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
だが、道楽息子が直きにまた勘当されたとき、この時こそ自分だけで自分を生かす
時機
(
とき
)
がきたと、離婚のことを言い出すと、先方の親たちは妙なことを言い出した。
旧聞日本橋:25 渡りきらぬ橋
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「その言い訳は、郷左衛門からも聞き飽きておる。しかも、すでにそれは遅い。幕府へのご誓約に対しても、この秋には、亀山六万石の家名はご返上せねばならぬ
時機
(
とき
)
に迫っておるのじゃ」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
疾
(
とく
)
時機
(
とき
)
の来よ此源太が
返報
(
しかへし
)
仕様を見せて呉れむ、清吉ごとき
卑劣
(
けち
)
な野郎の為た事に何似るべき歟、
釿
(
てうな
)
で片耳殺ぎ取る如き下らぬ事を我が為うや、我が腹立は木片の火のぱつと燃え立ち直消ゆる
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
時機
(
とき
)
を見ていたのだ。
篝火の女
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
“時”で始まる語句
時
時分
時雨
時間
時鳥
時々
時計
時刻
時代
時節