微紅とき)” の例文
葉の茂みの軟かさにもあるのだろうが一つは微紅とき色をした房花に、少女として自分の膝元に育て上げていた時分の福慈の女神の可憐な瞳の面かげを見出していたのではあるまいか。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)