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とき
ふりがな文庫
“
時代
(
とき
)” の例文
私はときどき、あの先生は私のように子供の
時代
(
とき
)
がなかったのか、あの先生のいまの心と、私のおさな心とがどうして合うものかとさえ思った。
幼年時代
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
「いや広言ではない。
時代
(
とき
)
こそ
降
(
くだ
)
るが、わが
柴家
(
さいけ
)
は天子の
裔
(
えい
)
だ。しかも証拠の
丹書鉄券
(
おすみつき
)
も伝わっている」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あなたと
私
(
わたくし
)
とは
幼
(
おさな
)
い
時代
(
とき
)
からの
親
(
した
)
しい
間柄
(
あいだがら
)
……
殊
(
こと
)
にあなたが
何回
(
なんかい
)
も
私
(
わたくし
)
の
佗住居
(
わびずまい
)
を
訪
(
おとず
)
れていろいろと
慰
(
なぐさ
)
めてくだされた、あの
心尽
(
こころづく
)
しは
今
(
いま
)
もうれしい
思
(
おも
)
い
出
(
で
)
の
一
(
ひと
)
つとなって
居
(
お
)
ります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
時代
(
とき
)
は
足利
(
あしかが
)
の
末葉
(
まつよう
)
で、日本歴史での暗黒時代、あっちでも戦い、こっちでも
戦
(
いくさ
)
、武者押しの声や
矢叫
(
やたけ
)
びの音で、今にも天地は崩れるかとばかり、
尾張
(
おわり
)
には信長、三河には家康、
甲斐
(
かい
)
には武田
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ゐられる
時代
(
とき
)
ではないのです。
酒場にて
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
▼ もっと見る
今に見ろ、私をくるしめたもの、軽蔑したもの、低めたもの等が、ひとりで私のあたいを感じなければならない
時代
(
とき
)
があるに違いないと、強く信じた。
或る少女の死まで
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
ゐられる
時代
(
とき
)
ではないのです。
酒場にて(定稿)
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
それはまだ
小児
(
こども
)
の
時代
(
とき
)
の純潔や叡智がそのまま温和にふとり育つて、それが正確に保存されてゐるからである。
抒情小曲集:04 抒情小曲集
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
かれの足音が表へ消えると私は静かに貧しかった
時代
(
とき
)
の自分を考えた。
或る少女の死まで
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
“時代”の解説
時代(じだい)とは、時間の継続性の観点で特徴を持った1区切りを指す。
(出典:Wikipedia)
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“時代”で始まる語句
時代錯誤
時代頃
時代別
時代分
時代順
時代食
時代々々
時代史劇
時代蒔絵
時代閉塞