“ヶ時(とき)” の例文
逢魔(おうま)ヶ時(とき)という海の夕暮でした。ぼくは電燈もつけず、仄暗(ほのくら)い部屋のなかで、ばかばかしくもほろほろと泣いてみたい、そんな気持で、なんども、その甘(あま)い歌声をきいていました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)