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時代
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じだい
ふりがな文庫
“
時代
(
じだい
)” の例文
で、
貴方
(
あなた
)
は
好
(
よ
)
い
時代
(
じだい
)
が
來
(
こ
)
やうと
濟
(
すま
)
してもゐられるでせうが、いや、
私
(
わたくし
)
の
言
(
い
)
ふことは
卑
(
いやし
)
いかも
知
(
し
)
れません、
笑止
(
をか
)
しければお
笑
(
わら
)
ひ
下
(
くだ
)
さい。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
千九百二十四年、すなわち大正十三年に、彼は
死
(
し
)
にました。これで一
時代
(
じだい
)
が終わったといわれるほど大きな
事件
(
じけん
)
でありました。(訳者)
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
然
(
しか
)
るに
今日
(
こんにち
)
一
般
(
ぱん
)
にこの
轉倒
(
てんたふ
)
逆列
(
ぎやくれつ
)
を
用
(
もち
)
ゐて
怪
(
あや
)
しまぬのは、
畢竟
(
ひつきやう
)
歐米文明
(
おうべいぶんめい
)
渡來
(
とらい
)
の
際
(
さい
)
、
何事
(
なにごと
)
も
歐米
(
おうべい
)
の
風習
(
ふうしう
)
に
模倣
(
もほう
)
することを
理想
(
りさう
)
とした
時代
(
じだい
)
に
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
世界
(
せかい
)
じゅうのお
友
(
とも
)
だちが、その
気
(
き
)
になってくれたら、
僕
(
ぼく
)
たちの
時代
(
じだい
)
には、いままでとちがった、りっぱな
世界
(
せかい
)
になれるのでないか。
太陽と星の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
現代
(
いまのよ
)
の
人達
(
ひとたち
)
から
頭脳
(
あたま
)
が
古
(
ふる
)
いと
思
(
おも
)
われるか
存
(
ぞん
)
じませぬが、
古
(
ふる
)
いにも、
新
(
あた
)
らしいにも、それがその
時代
(
じだい
)
の
女
(
おんな
)
の
道
(
みち
)
だったのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
これらの
品
(
しな
)
は
日本人
(
につぽんじん
)
が
美術
(
びじゆつ
)
の
價値
(
かち
)
を
知
(
し
)
らない
時代
(
じだい
)
に
海外
(
かいがい
)
へ
賣
(
う
)
つてしまつたものであつて、
今
(
いま
)
では
日本
(
につぽん
)
に
買
(
か
)
ひ
戻
(
もど
)
すことも
出來
(
でき
)
ないのです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
ちょっと
考
(
かんが
)
へても、
時代
(
じだい
)
が
新
(
あたら
)
しくなるほど、
歌
(
うた
)
がわからなくなるといふような、
不自然
(
ふしぜん
)
な
事實
(
じじつ
)
を、あなた
方
(
がた
)
はまともに、うけ
入
(
い
)
れますか。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
特
(
こと
)
に
青年輩
(
せいねんはい
)
身心
(
しん/\
)
發育
(
はついく
)
の
時代
(
じだい
)
にあるものには、
今
(
いま
)
より
此
(
この
)
法
(
はふ
)
を
實行
(
じつかう
)
して
體力
(
たいりよく
)
を
培養
(
ばいやう
)
し、
將來
(
しやうらい
)
の
大成
(
たいせい
)
を
謀
(
はか
)
る
事
(
こと
)
、
實
(
じつ
)
に
肝要
(
かんえう
)
ならずや。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
そうして、
諭吉
(
ゆきち
)
がかんがえていることのあらわれる
日
(
ひ
)
が、
目
(
め
)
にみえないところで、すすんでいました。
時代
(
じだい
)
が
大
(
おお
)
きくうごいてきていたのです。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
巖谷氏
(
いはやし
)
の
住所
(
ぢうしよ
)
は
其
(
そ
)
の
頃
(
ころ
)
麹町
(
かうぢまち
)
元園町
(
もとぞのちやう
)
であつた。が
麹町
(
かうぢまち
)
にも、
高輪
(
たかなわ
)
にも、
千住
(
せんぢゆ
)
にも、
待
(
ま
)
つこと
多時
(
たじ
)
にして、
以上
(
いじやう
)
返電
(
へんでん
)
がこない。
今時
(
いまどき
)
とは
時代
(
じだい
)
が
違
(
ちが
)
ふ。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
活東子
(
くわつとうし
)
は
鼻
(
はな
)
を
蠢
(
うご
)
めかして『いや、
之
(
これ
)
は、
埴輪
(
はにわ
)
よりずツと
古
(
ふる
)
い
時代
(
じだい
)
の
遺物
(
ゐぶつ
)
です。
石器時代
(
せききじだい
)
の
土器
(
どき
)
の
破片
(
はへん
)
です』と
説明
(
せつめい
)
した。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
火山地方
(
かざんちほう
)
の
地下熱
(
ちかねつ
)
の
利用
(
りよう
)
などもあることだから、
使
(
つか
)
ひ
樣
(
よう
)
によつては
人生
(
じんせい
)
に
利益
(
りえき
)
を
與
(
あた
)
へる
時代
(
じだい
)
もやがて
到着
(
とうちやく
)
するであらう。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
どうしたはずみか、その日、ふと心に浮かびあがったのは、まだやっと九つのころの、わたしの少年
時代
(
じだい
)
のことです。
百姓マレイ
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
相當
(
さうたう
)
に
資産
(
しさん
)
のある
東京
(
とうきやう
)
ものゝ
子弟
(
してい
)
として、
彼等
(
かれら
)
に
共通
(
きようつう
)
な
派出
(
はで
)
な
嗜好
(
しかう
)
を
學生
(
がくせい
)
時代
(
じだい
)
には
遠慮
(
ゑんりよ
)
なく
充
(
み
)
たした
男
(
をとこ
)
である。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ヴァードステーナ僧院の
栄誉
(
えいよ
)
がくずれないうちに、そのすぐそばに
御殿
(
ごてん
)
が建てられて、それがその
時代
(
じだい
)
では、もっともすばらしいものとなるでしょう。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
それは、
前途
(
ぜんと
)
におおくの
希望
(
きぼう
)
を持った、
若
(
わか
)
い
時代
(
じだい
)
には、ずいぶんいやにすました人だといわれたこともあった。
実際
(
じっさい
)
気位
(
きぐらい
)
高くふるまっていたこともあった。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
蒲團
(
ふとん
)
やの
時代
(
じだい
)
から
左
(
さ
)
のみの
男
(
をとこ
)
と
思
(
おも
)
はなんだがあれこそは
死花
(
しにばな
)
、ゑらさうに
見
(
み
)
えたといふ、
何
(
なに
)
にしろ
菊
(
きく
)
の
井
(
ゐ
)
は
大損
(
おほぞん
)
であらう、
彼
(
か
)
の
子
(
こ
)
には
結搆
(
けつこう
)
な
旦那
(
だんな
)
がついた
筈
(
はづ
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
愛
(
あい
)
そのものであり、その
子
(
こ
)
どもがあるから、どんな
暗黒
(
あんこく
)
な
時代
(
じだい
)
でも、
未來
(
みらい
)
にひかりを
見
(
み
)
るのです。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
『
私
(
わたし
)
だつても
學校
(
がくかう
)
時代
(
じだい
)
はあつてよ』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは、『そんなに
自慢
(
じまん
)
しなくッても
可
(
い
)
いわ』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
十六
頁
(
ページ
)
でしたか、
定価
(
ていか
)
が三
銭
(
せん
)
、小説の
挿絵
(
さしゑ
)
を二
面
(
めん
)
入れました、
之
(
これ
)
より
先
(
さき
)
四六
版
(
ばん
)
時代
(
じだい
)
に
今
(
いま
)
一人
(
ひとり
)
画家
(
ぐわか
)
が
加
(
くはゝ
)
りました、
横浜
(
よこはま
)
の
商館番頭
(
しやうくわんばんとう
)
で
夢
(
ゆめ
)
のやうつゝと
云
(
い
)
ふ名、
実名
(
じつめい
)
は
忘
(
わす
)
れましたが
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
自
(
みづ
)
から一の
目的
(
もくてき
)
を
定
(
さだ
)
め、
万障
(
ばんしやう
)
を
排
(
はい
)
し、
終生
(
しうせい
)
一
徹
(
てつ
)
其
(
その
)
目的点
(
もくてきてん
)
に
達
(
たつ
)
せんと
勉
(
つと
)
むるが如きは
余
(
よ
)
の
不信仰
(
ふしんこう
)
時代
(
じだい
)
の
行為
(
こうゐ
)
なりき、
主
(
しゆ
)
の
命
(
めい
)
維
(
こ
)
れ
徇
(
したが
)
ひ、
今日
(
こんにち
)
は
今日
(
こんにち
)
の
業
(
げふ
)
を
成
(
な
)
す、
是
(
こ
)
れ
余
(
よ
)
の
今日
(
こんにち
)
の
生涯
(
しやうがい
)
なり
問答二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
謹
(
つゝし
)
んで
慮
(
おもんぱ
)
かるに
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
洽
(
あまね
)
かりし
太古
(
たいこ
)
創造
(
さう/″\
)
の
時代
(
じだい
)
には
人間
(
にんげん
)
無為
(
むゐ
)
にして
家業
(
かげふ
)
といふ七むづかしきものもなければ
稼
(
かせ
)
ぐといふ
世話
(
せわ
)
もなく
面白
(
おもしろ
)
おかしく
喰
(
くつ
)
て
寝
(
ね
)
て
日向
(
ひなた
)
ぼこりしてゐられたものゝ如し。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
書
(
か
)
き
物
(
もの
)
があまりなかつたり、またまったくない
古
(
ふる
)
い
時代
(
じだい
)
になりますと、どうしても
遺物
(
いぶつ
)
ばかりで
研究
(
けんきゆう
)
をするほか
方法
(
ほう/\
)
はありません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
で、
貴方
(
あなた
)
はよい
時代
(
じだい
)
が
来
(
こ
)
ようと
済
(
すま
)
してもいられるでしょうが、いや、
私
(
わたくし
)
の
言
(
い
)
うことは
卑
(
いやし
)
いかも
知
(
し
)
れません、
笑止
(
おか
)
しければお
笑
(
わら
)
い
下
(
くだ
)
さい。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
いままでは、そういうあたりまえのことすらできなかったが、いよいよそれができる、
自由
(
じゆう
)
な
時代
(
じだい
)
になったのを、
知
(
し
)
っているね。
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
動物
(
どうぶつ
)
はいつの
時代
(
じだい
)
にも口をききましたし、
今
(
いま
)
でもまだ口をきくのです。しかし、
鳥
(
とり
)
や
獣
(
けもの
)
は自分のお友だちにしか口をききません。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
けれども、
時代
(
じだい
)
が
先
(
さき
)
に
申
(
まを
)
したようですから、そのお
作
(
さく
)
も、
自然
(
しぜん
)
おもしろさが
片
(
かた
)
よつてゐて、
完全
(
かんぜん
)
なものとは
申
(
まを
)
し
上
(
あ
)
げることが
出來
(
でき
)
ません。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
その
次
(
つ
)
ぎが
山
(
やま
)
の
修行場
(
しゅぎょうば
)
、その
時代
(
じだい
)
に
竜宮界
(
りゅうぐうかい
)
その
他
(
た
)
いろいろの
珍
(
めず
)
らしい
所
(
ところ
)
へ
連
(
つ
)
れて
行
(
ゆ
)
かれ、
又
(
また
)
良人
(
おっと
)
をはじめ
多
(
おお
)
くの
人達
(
ひとたち
)
にも
逢
(
あ
)
わせていただきました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
彌次郎
(
やじらう
)
が
其
(
そ
)
の
時代
(
じだい
)
には
夢
(
ゆめ
)
にも
室氣枕
(
くうきまくら
)
の
事
(
こと
)
などは
思
(
おも
)
ふまい、と
其處等
(
そこいら
)
を
眗
(
みまは
)
すと、
又
(
また
)
一人々々
(
ひとり/\
)
が、
風船
(
ふうせん
)
を
頭
(
あたま
)
に
括
(
くゝ
)
つて、ふはり/\と
浮
(
う
)
いて
居
(
ゐ
)
る
形
(
かたち
)
もある。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
いはゆる
文化的都市
(
ぶんくわてきとし
)
が
發達
(
はつたつ
)
すればするほど、
災害
(
さいがい
)
が
慘憺
(
さんたん
)
となる。
從
(
したが
)
つて
震災
(
しんさい
)
に
對
(
たい
)
しても
防備
(
ばうび
)
の
考
(
かんが
)
へが
起
(
お
)
こる。が、これも
比較的
(
ひかくてき
)
新
(
あた
)
らしい
時代
(
じだい
)
に
屬
(
ぞく
)
する。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
二
代目
(
だいめ
)
の
時代
(
じだい
)
の
鷄屋
(
とりや
)
の
番人
(
ばんにん
)
に
好
(
い
)
い
老人
(
らうじん
)
が
居
(
ゐ
)
て、いろ/\
世話
(
せわ
)
をして
茶
(
ちや
)
など
入
(
い
)
れて
呉
(
く
)
れて
居
(
ゐ
)
たが、
其老人
(
そのろうじん
)
間
(
ま
)
もなく
死
(
し
)
んだので、
何
(
な
)
んとなく
余
(
よ
)
は
寂寞
(
せきばく
)
を
感
(
かん
)
じたのであつた。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
小六
(
ころく
)
に
一寸
(
ちよつと
)
した
好奇心
(
かうきしん
)
の
出
(
で
)
たため、
二人
(
ふたり
)
の
會話
(
くわいわ
)
は
存外
(
ぞんぐわい
)
素直
(
すなほ
)
に
流
(
なが
)
れて
行
(
い
)
つた。
御米
(
およね
)
は
裏
(
うら
)
の
家主
(
やぬし
)
の十八九
時代
(
じだい
)
に
物價
(
ぶつか
)
の
大變
(
たいへん
)
安
(
やす
)
かつた
話
(
はなし
)
を、
此間
(
このあひだ
)
宗助
(
そうすけ
)
から
聞
(
き
)
いた
通
(
とほ
)
り
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
明治二十四年
(
めいじにじゆうよねん
)
十月二十八日
(
じゆうがつにじゆうはちにち
)
の
濃尾大地震
(
のうびだいぢしん
)
は、
地震學
(
ぢしんがく
)
にとつて
第二
(
だいに
)
の
時代
(
じだい
)
を
作
(
つく
)
つたものである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
あれ
位
(
くらゐ
)
私
(
わたし
)
が
泣
(
な
)
いても
恨
(
うら
)
んでも
取合
(
とりあ
)
つて
下
(
くだ
)
さらなかつたは
旦那樣
(
だんなさま
)
のおえらいので、あの
時代
(
じだい
)
のやうな
蓮葉
(
はすは
)
な
私
(
わたし
)
に
萬一
(
まんいち
)
お
役所
(
やくしよ
)
の
事
(
こと
)
でも
聞
(
き
)
かして
下
(
くだ
)
さらうなら、どのやうの
詰
(
つま
)
らぬ
事
(
こと
)
を
仕出來
(
しでか
)
すか
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
このあらしの
時代
(
じだい
)
を
生
(
い
)
きていかなければならないと、かくごをしました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
これらを
見
(
み
)
てもこの
時代
(
じだい
)
の
人間
(
にんげん
)
を
一概
(
いちがい
)
に
野蠻人
(
やばんじん
)
だとはいへない、たゞ
金屬
(
きんぞく
)
を
使用
(
しよう
)
することを
知
(
し
)
らなかつたといふにすぎないのです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「じつは、
先祖
(
せんぞ
)
の
時代
(
じだい
)
から、もう一つほかに
同
(
おな
)
じ
仏像
(
ぶつぞう
)
が
伝
(
つた
)
わっています。そのほうなら、
手
(
て
)
も
完全
(
かんぜん
)
でございます。」と、
男
(
おとこ
)
はいいました。
天下一品
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ところが、さういふふうに
考
(
かんが
)
へるのなら、もっと
時代
(
じだい
)
の
古
(
ふる
)
い、
神武天皇頃
(
じんむてんのうころ
)
の
片歌問答
(
かたうたもんどう
)
の
方
(
ほう
)
が、
連歌
(
れんが
)
の
初
(
はじ
)
まりだ、といつてよいわけではありませんか。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
あの、
時代
(
じだい
)
のついた
大建
(
おほだて
)
ものの
隨處
(
ずゐしよ
)
に
巣
(
すく
)
つたのが、
火
(
ひ
)
のために
散
(
ち
)
つたか、
或
(
あるひ
)
は
火
(
ひ
)
を
避
(
さ
)
けて
界隈
(
かいわい
)
へ
逃
(
に
)
げたのであらう。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それにしてもあなた
様
(
さま
)
は
何
(
なん
)
と
仰
(
お
)
っしゃる
御方
(
おかた
)
で、そしていつ
頃
(
ごろ
)
の
時代
(
じだい
)
に
現世
(
げんせ
)
にお
生
(
うま
)
れ
遊
(
あそば
)
されましたか……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
第
(
だい
)
一は、
國民
(
こくみん
)
が
眞劍
(
しんけん
)
に
生命
(
せいめい
)
財産
(
ざいさん
)
を
尊重
(
そんてう
)
するに
至
(
いた
)
ることである。
生命
(
せいめい
)
を
毫毛
(
こうもう
)
よりも
輕
(
かろ
)
んじ、
財産
(
ざいさん
)
を
塵芥
(
ぢんかい
)
よりも
汚
(
けが
)
らはしとする
時代
(
じだい
)
においては、
地震
(
ぢしん
)
などは
問題
(
もんだい
)
でない。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
水谷氏
(
みづたにし
)
も、
余等
(
よら
)
も、
彌生式
(
やよひしき
)
に
就
(
つい
)
ては、
意見
(
いけん
)
を
發表
(
はつぺう
)
せず、
又
(
また
)
別
(
べつ
)
に
有
(
いう
)
して
居
(
を
)
らなかつた
時代
(
じだい
)
である。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
此
(
この
)
青年
(
せいねん
)
は、
至
(
いた
)
つて
凝
(
こ
)
り
性
(
しやう
)
の
神經質
(
しんけいしつ
)
で、
斯
(
か
)
うと
思
(
おも
)
ふと
何所
(
どこ
)
迄
(
まで
)
も
進
(
すゝ
)
んで
來
(
く
)
る
所
(
ところ
)
が、
書生
(
しよせい
)
時代
(
じだい
)
の
宗助
(
そうすけ
)
によく
似
(
に
)
てゐる
代
(
かは
)
りに、
不圖
(
ふと
)
氣
(
き
)
が
變
(
かは
)
ると、
昨日
(
きのふ
)
の
事
(
こと
)
は
丸
(
まる
)
で
忘
(
わす
)
れた
樣
(
やう
)
に
引
(
ひ
)
つ
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
つて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
誰
(
たれ
)
かの
子
(
こ
)
か
孫
(
まご
)
かは、
遂
(
つい
)
にその
時代
(
じだい
)
に
遇
(
あ
)
いましょう。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
あたらしい
時代
(
じだい
)
にむかう
日本人
(
にほんじん
)
に
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
その
他
(
た
)
、お
母
(
かあ
)
さんの、その
時代
(
じだい
)
のお
友
(
とも
)
だちの
写真
(
しゃしん
)
や、
叔母
(
おば
)
さんのや、また
年
(
とし
)
ちゃんの
赤
(
あか
)
ん
坊
(
ぼう
)
のときの
写真
(
しゃしん
)
などが、いろいろと
出
(
で
)
てきました。
古いてさげかご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自動車
(
じどうしや
)
に
相乘
(
あひのり
)
して、
堂々
(
だう/\
)
と、
淺草
(
あさくさ
)
、
上野
(
うへの
)
、
銀座
(
ぎんざ
)
を
飛
(
と
)
ばす、
當今
(
たうこん
)
の
貴婦人
(
きふじん
)
紳士
(
しんし
)
と
雖
(
いへど
)
も、これを
見
(
み
)
たら
一驚
(
いつきやう
)
を
吃
(
きつ
)
するであらう。
誰
(
たれ
)
も
口癖
(
くちぐせ
)
に
言
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
だが、
實
(
じつ
)
に
時代
(
じだい
)
の
推移
(
すゐい
)
である。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
但
(
たゞ
)
しその
時代
(
じだい
)
には、
精々
(
せい/″\
)
打製石斧
(
だせいせきふ
)
か、
石鏃屑
(
せきぞくくづ
)
位
(
くらゐ
)
で、
格別
(
かくべつ
)
驚
(
おどろ
)
くべき
珍品
(
ちんぴん
)
は
手
(
て
)
に
入
(
い
)
らぬのであつた。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
「
時代
(
じだい
)
があるんですか。
偉
(
えら
)
いものを買ひ込んだもんだね。
帰
(
かへ
)
りに
一本
(
いつぽん
)
貰
(
もら
)
つて
行
(
い
)
かう」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ローマネスク、ゴシツク
時代
(
じだい
)
になると、
餘程
(
よほど
)
進歩
(
しんぽ
)
して一の
纏
(
まと
)
まつたものが
出來
(
でき
)
て
來
(
き
)
た。
例
(
たと
)
へば
巴里
(
ぱり
)
のノートルダムの
寺塔
(
じたふ
)
の
有名
(
いうめい
)
な
怪物
(
くわいぶつ
)
は
繼合物
(
つぎあはせもの
)
ではなくて
立派
(
りつぱ
)
に
纏
(
まと
)
まつた
創作
(
さうさく
)
になつて
居
(
ゐ
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
“時代”の解説
時代(じだい)とは、時間の継続性の観点で特徴を持った1区切りを指す。
(出典:Wikipedia)
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“時代”で始まる語句
時代錯誤
時代頃
時代別
時代分
時代順
時代食
時代々々
時代史劇
時代蒔絵
時代閉塞