“実名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じつみょう75.0%
じつめい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渡してやった百両は一時のだましに違いない。実名じつみょう浜島庄兵衛はましましょうべえ、しら浪の通り名を日本左衛門にほんざえもんというのは彼です。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は女に向って、よし書くにしたところで迷惑を感ずる人が出て来はしないかといて見た。女は存外判然はっきりした口調で、実名じつみょうさえ出さなければ構わないと答えた。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
十六ページでしたか、定価ていかが三せん、小説の挿絵さしゑを二めん入れました、これよりさき四六ばん時代じだいいま一人ひとり画家ぐわかくはゝりました、横浜よこはま商館番頭しやうくわんばんとうゆめのやうつゝとふ名、実名じつめいわすれましたが
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)