士官オフィサー)” の例文
が、士官オフィサーはただ冷やかな笑みを口許にうかめているのみで、いっかな通じようともせぬ。見送り人は続々と下船して銅鑼どらはいよいよ身近く鳴り響いてきた。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
でも士官オフィサーは信二たちの客ではなかった。楽団は兵士サージャントのために招かれていたのだった。
その一年 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
しかも太子の船室ケビンのみかは! その船室への通路にさえも菱形に一本マークを着けた船の士官オフィサーが両側の入り口に一人ずつ頑張って何としても近寄ることを許さなかった。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
しかも士官オフィサーは何としても通そうとはしてくれぬ。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)