“山中鹿之介”の読み方と例文
読み方割合
やまなかしかのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あることから近江おうみ佐々木氏綱ささきうじつなの許へ密使としてえらばれ、近江へ赴いて佐々木の館に逗留しているうちに、故郷では前の富田城主尼子経久あまこつねひさ山中鹿之介やまなかしかのすけ一党を味方にひきいれて
宗治の命一つが、双方の面目問題にかかって、和議もさッぱりらちあかぬようだが、顧みるに、天正六年播州ばんしゅうの序戦で、わが軍は作戦上ぜひなく、尼子勝久あまこかつひさ山中鹿之介やまなかしかのすけたちの上月城こうづきじょうを打ち捨てた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)