“さんちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山中90.0%
算籌5.0%
蚕虫5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからその山中さんちゅうを大きな町にして、りっぱな家をその中央に出現させて、店を開いたともいえば、酒屋になったともいっている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
竹林の七賢は、いずれ洒落しゃれた者どもには相違無いが、懐中に算籌さんちゅうを入れていたような食えない男も居て、案外保胤の方が善いお父さんだったか知れない。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
これを要するにその運動は直接にも間接にもただ国家の権力を増長して一個人を呑滅するにあるは昭々しょうしょうとして火を見るがごとく、帝国の権力は駸々乎しんしんことして蚕虫さんちゅう桑葉そうようを食うがごとく
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)