やん)” の例文
勘次かんじだまつてしまつてなんともいはなかつた。與吉よきちはおつぎにかれたので、おつぎの目がまだうるうてるうちにやんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
と逃出すがごとく帰りしなに、お客は誰?……とそっと玄関の書生に当って見ると、坂田礼之進、ああやんぬるかな
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)