“止:よ” の例文
“止:よ”を含む作品の著者(上位)作品数
野村胡堂49
泉鏡花34
夏目漱石13
太宰治12
吉川英治10
“止:よ”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸22.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.4%
文学 > 日本文学 > 戯曲5.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それで書生さんの下村さんと内野さんとがとても素敵なの。そりゃいい男なのよ。あら、そんな事いうなら、もう話をすわよ。
ニッケルの文鎮 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
笑うてやらっしゃりませ。いけ年をつかまつって、貴女が、ね、とおっしゃったをせばいことでござります。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「それはおしになった方がいいでしょう。」と、わたしは注意した。「そのうちには自然に判ることがあるかも知れません。」
深見夫人の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「一緒に生活しているものが、そんな嫌なことをするのは、あたしがするのも同然、気味悪いわ。して頂戴! 止して頂戴!」
唇草 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
間もなく、石井平四郎は金座役人をして、子供三人の良い父になり、自殺したお春の家族には、存分な手当をしてやりました。
大学を途中でして平巡査から叩き上げ、長く巡査部長の肩書を持って居りましたが、近頃漸く特別任用で警部になったばかり。
笑う悪魔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「僕はもう三高をす」と言い、理由を訊かれたので、落第すれば秀英塾では給費を断る規定になっているのだと、説明した。
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
いたましい先生は、自分に近づこうとする人間に、近づくほどの価値のないものだからせという警告を与えたのである。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「まあ、人の噂も七十五日ッて言いますから、今に何処かへ消えちまう時もまいりましょう——もうこんな話はしましょう」
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
紋「何故毒になる、し毒になるなら、水飴を上げても咳の助けには相成らん、かえって悪いからせと何故止めん」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
返事を書いたのは、例の工場の二階の室で、その日は毎日の課業の地理を二枚書いてして、長い数尺に余る手紙を芳子に送った。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
「なに、五十銭銀貨を落したって。そそっかしい子供だなあ。小父さんが五十銭出して上げるから、縁の下に潜るのはおし」
贋紙幣事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
源吉は途中ですと、勝をうながして、今來た道をもどつた。半町位來て又林の中に入つた。それから、源吉は立ちどまると、
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
「貴女の『彼女』は予想以上の成功ですし、中途でなんかしたくないだろうな。さっき、久能さんが、賞めていましたよ。」
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「定さん。蒲田にいた事があるのか。」と清岡はコップを片手に定子の顔をななめに見上げながら、「どうしてしたんだ。」
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「はて。このままでは二人の仲もついに論争の物別れになりかねん。左中将どの。もうそう。こよいは酒なとみ給え」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「茂七、つまらない我慢はした方がいいぜ、——お前はお夏をかばっているようだが、下手人はお夏なんかじゃないよ」
こゑけて、たゝいて、けておくれとへば、なん造作ざうさはないのだけれども、
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼は病気のために中学校を途中でして、こんな田舎いなか引籠ひきこもって、講義録などをたよりに独学していた。
麦藁帽子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
其意味を面倒に述べ立てるのは大袈裟おほげさだからしますが、私は自分で小説を書くとそのあとが心持ちが惡い。
『伝説の時代』序 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そして僕は今、こうして君たちと一緒になってこんな仕事をしているが、いつ、いや明日にでも社をすかも知れないんだ。
六月 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
で、これをしおしてしまえばよかったのだが、頭から喬之助を見くびり、あくまでんでかかっている近江之介である。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
御老人おとしよりにお小使はおしなさい。小児こどもと老人は兎角無駄費むだづかひをしたがるもんですから。」
冗談じょうだんしにして、ひとつ若旦那わかだんな縁起直えんぎなおしに、これからめるとこへ
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「そいつは俺にも解らねえが、酒の好きなものが、何かわけがあって酒をすと、急に死にたくなるんじゃあるまいか——」
「兄さん、後生だから、そんな事はして下さい。捨てられたのは私の腑甲斐ふがいなさで、お駒に少しも悪いことはありません」
打ち明けてみようかと考えたり、した方がかろうかと思い直したりする動揺が、妙に私の様子をそわそわさせた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「だって、こんな池で助船たすけぶねでも呼んでみたがい、飛んだお笑い草で末代までの恥辱じゃあないか、あれおしよ。」
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
伸太郎 そう。過ぎた話だ。古い古い、昔のおとぎ話だ。(立上って)栄二の奴、今頃、どこで何をしていやがるのか……。(入る)
女の一生 (新字新仮名) / 森本薫(著)
「また始めたい、理窟をいったってはじまらねえ。可いからまあ難有ありがとうと、そういってみねえな、よ、いやならせ。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「煙草も吸わないで生きていたってつまらないからさない」と云ったら、「乱暴なことを云う男だ」と云って笑われた。
喫煙四十年 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
かへで あゝ、これ、一旦かうと云ひ出したら、飽までも云ひ募るが姉さまの氣質、逆らうては惡い。いさかひはもうしてくだされ。
修禅寺物語 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
ルピック夫人の姿が見えないと思うと、もう捜すのをして、あごを前に突き出し、しゃなりしゃなりと歩き続ける。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
「じゃ、すよ。……冷たい手だなあ、菊ちゃん、おめえ子供のくせに、どうしてこんな冷やッこい手をしているんだい」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「恐ろしく突き詰めた顔をするじゃないか。悪いことは言わない、心中や駆落だけはしてくれ。叔母さんが心配するぜ」
ところがトムさんが働きに出かけますが、ものの一時間も経たぬうちに、さつさと仕事をして帰つてきてしまひます。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
そんならすが好かろうと云った風の様子をした叔父は、無論最初からどっちでも構わないものをちょっと問題にして見ただけであった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
父親 なんだ。赤貝にばか貝か大変な御馳走だな。しかし、ばか貝はしてくれ。青柳あおやぎというすいな名があるじゃないか。
新学期行進曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
三分の二くらい行って、まだやわらかい部分が大分残っていたが、こういう高貴なものは、そう下品に食べては悪いと思ってした。
寺田先生と銀座 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
「おい、仏頂寺、せよ、冗談は止せよ、第一、この俺が迷惑するではないか、宇津木、君も刀を引いた方がいいぜ」
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この頃清野兵庫県知事が官吏をして、前垂掛まへだれかけになつて鈴木商店に入るといふ噂が頻りと立つてゐる。
しませうと出るはずのない事だがぼくとても内職ないしよくそのものを直々ぢき/″\不可わるいといふのではない
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
『そんなにくのはさう!』とつてあいちやんは、出口でぐち見出みいださうとしておよまはりました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
にんじん——じゃ、学校のほうをそう。寮を出しておくれよ。お金がかかりすぎるとでもいってさ。そうすりゃ、僕、何か職業を選ぶよ。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
「うん、なかなかおいそれとやって来そうもないね。じゃすか。——だがまあ試しにちょっと掛けてみるがいい」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
声を懸けて、たたいて、開けておくれと言えば、何の造作ぞうさはないのだけれども、せ、とめるのをかないで
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けれども、私のいまの生活は、それ以上におそろしいもののような気がして、M・Cにたよる事をせないのです。
斜陽 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「誰です! 笑っているのは……笑いたければ私の前で笑って下さい! かげでなぞ笑うのはして下さい!」
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
○来年あたりのことまで見当がつくけれどの先は考えてもわからない。考えると頭が痛くなるからす。
現代若き女性気質集 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「なに大丈夫です。相済みません。これからもう酒はきっぱりしちまいます。全くです。……おい良助、お前もな、しっかり勉強しなよ。」
田原氏の犯罪 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
『そうよ。』と言つて『おゝ薄ら寒い』としづは銀之助に寄りそつた。銀之助は思はず左の手をしづの肩に掛けかけたがした。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
『お父ちやんはね、門の処で待つてるんだよ。ね、おし、お止し、さあ泣くんぢやないよ。叱られるよね、ね。』
監獄挿話 面会人控所 (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
「そんな気味の悪いお話はおしなさいませ、それより東京座のレヴィユーが大変面白いそうじゃ御座いませんか」
悪魔の顔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
助十 唯つた二百ばかりがどうなるものか。見つともねえからせ、止せ。第一それをおれに呉れてしまふと、あしたの米を買ふ錢があるめえ。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
彼女が私にこの話をめて貰ひたがつてゐることは、まつたく明瞭だつたので、私もそのまゝにしてした。
いゝえ、わたししたの』とあいちやんはこたへて、『こたへなに?』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
それでは、おもしろくないからそうというひとがあるかもしれないし、また、それでもよいと思ってとどまる方もあるだろうと思います。
その日は私共の同行者は実に獣慾的快楽を極めて居りましたがその有様はいかにもいうに忍びないからします。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
せ止せ、どうせ処刑おしおきになる身体だ。それより、俺は、おめえにちょうどいい嫁を見付けたよ」
美学者の迷亭めいていがこのていを見て、産気さんけのついた男じゃあるまいしすがいいと冷かしたからこの頃はしてしまった。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
随分迷惑でしたそうですが、然しせということも出来ないので、御母様も堪えて黙って居らしったそうです。
少年時代 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
真実ほんとに、何を成さるんですか」と豊世が心配顔に言った。「母親さん、下手な事はして下さいよ」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「おお、せ止せ! その樽の中のものなんかしゃぶるなよ、ジョン。ラムを一ぺえやろうじゃねえか。」
「だから今日きょう淡路あわじわたるのはして、ゆっくりここであそんでおいでなさい。」
夢占 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「や、もう江戸行はす。これから阿波へ帰る。其上で身の潔白を立てよう。兎に角、衣類を」と云った。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
「いや、しにして呉れ、花がお前のものなら、幾ら見たつて面白くない。自分のものにして初めて熟々つく/″\と見てゐられるのだから。」
また医員いいんのハバトフも時々ときどきては、何故なにゆえかアルコール分子ぶんしはいっている飲物のみものせ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「お願いだから、その『親分』だけはしておくんなさい。殺生だよ、全く『ガラッ八』と言われた方が、まだしも清々するくらいのもので——」
ソレに君がこんな大造たいそうな長い刀をいじくると云うのは、君に不似合だ、すがい、御願おねがいだからしてれ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一条の滝があつて、その茶店でまた麦酒ビイルをひつかけてゐると、せばいいのに小せんが、でて来た大きな蟇蛙がまがへるへ石をぶつけた。
落語家温泉録 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
し遊ばせよ、あなたはあれ怜悧りこう思召おぼしめして目をけていらツしやいますが
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
せよ、みッともねえ。」わらって小倉は立留った。「どッちだっていゝじゃァねえか、そんなこと……」
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
おやお前さんは泣いてるね、鏡の中で泣きつつらするのはおしなさい鼻でも剃り落したらどうします。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「そうさ、お前に任したのだから……ところで母上おっかさんが見えたら最早もう下宿屋はして一所になって下さいと言ってみようじゃないか」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
こういうと、お前は、つまらない、蠣殻町の女風情ふぜいを柳沢に取られたといって、そんな他人聞ひとぎきの悪いことをいうのはおしなさい。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
彼は警察へ訴えて見ようかとさえ思案したのであったが、そのわずらわしさを考えてしてしまった。
あめんちあ (新字新仮名) / 富ノ沢麟太郎(著)
たゞ鳥類にそんな間違があるからといつて、余りやかましく言ひ立てる事だけはして貰ひたい。
「だつて、こんな池で助船たすけぶねでも呼んでたがい、飛んだお笑ひ草で末代まつだいまでの恥辱ぢやあないか。あれおしよ。」
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「はは、判った。お前はの市郎に惚れているのだろう。無効だめだからおしよ。先方むこうじゃアお前を嫌い抜いているのだから……。」
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
部屋代がただでも、これでは電車賃にもなりません。東野南次もいよいよこの商売をして、明日からヤミ屋にでもなろうかと決心した時でした。
心に泛ぶこともないので、明日からは断々乎だんだんことして訪問をそうと、私はしきりにたのしさを思いはじめるのであった。
(新字新仮名) / 坂口安吾(著)
と正太は茶を持って上って来た叔母の髪に目をつけた。お雪は束髪をして、下町風の丸髷にしていた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「おしよ。そんなことっておどすのは虫の毒さ、私も懲りたことが有るんだからね、欺しッこなし。貢さん、なに血なもんかね、御覧よ。」
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また醫員いゐんのハヾトフも時々とき/″\ては、何故なにゆゑかアルコール分子ぶんしはひつてゐる飮物のみものせ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しにさつしやれ。お前には此方こつちのを上げますべい。それは雷様に上げてあるのだからの。」
「まあすとしよう。」と大槻氏はにや/\笑ひながら言つた。「俺の顔は一つしか無いんだからね。」
それから私の祖父じじいつりしました。大変好きだったのですがしてしまいました。
夜釣の怪 (新字新仮名) / 池田輝方(著)
「ちよツ、馬鹿言ふな、人に笑はれるぜ、おしツ」と伊藤はかぶせるやうに私をたしなめた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
またかれらは死にに行くようなものだからせといってめるに違いないけれどもそれでは大切の原書にって仏法を研究することが出来ない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
つらの皮をむいてやった方がいい。だがね兆二や、向うで黙っていたらしたほうがいいよ」
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雪がせわしく降り出したので出張りを片付けている最後の本屋へ、先刻値を聞いてした古雑誌を今度はどうしても買おうと決心して自分は入って行った。
泥濘 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
ちょうどわしが修行に出るのをして孤家ひとつやに引返して、婦人おんな一所いっしょ生涯しょうがいを送ろうと思っていたところで。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「じゃ、まあ、しましょう」と藤尾は再び立って小野さんの胸から金時計をはずしてしまった。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「解りました。く解りました」と市蔵が答えた。僕は「解ったらそれで好い、もうその問題についてかれこれというのはしにしようよ」と云った。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ところがある日私がその家を訪ねて続きを見せろといったらもうしたといって淋しそうな顔をした。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
『ほんとにして頂戴、お父さま!』と彼女は叫びました。『あたしが今朝着たばかりのいい洋服を、こんなにびしょびしょにしてしまったじゃないの!』
「もうしにしようかい。」と、助役は脇臭をプン/\させながら、手織の袷の高い腕捲りを收めた。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
右の様な理由だからサザンカを山茶花さんさかと書いてそうます事は宜しくすべきである。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
一体、「世界とは」とか「人生とは」とか、そんなおおざっぱなものの言い方はした方がいいね。
狼疾記 (新字新仮名) / 中島敦(著)
——はっきり言ってごらん。ごまかさずに言ってごらん。冗談も、にやにや笑いも、たまえ。うそでないものを、一度でいいから、言ってごらん。
善蔵を思う (新字新仮名) / 太宰治(著)