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止
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た
ふりがな文庫
“
止
(
た
)” の例文
君に言ふのも、な、その目的を変へよではない、
止
(
た
)
だ手段を改めよじや。
路
(
みち
)
は違へても同じ
高嶺
(
たかね
)
の月を見るのじやが
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
幾先云ふ、只だ是れ君が記得熟す、故に五月を以て
勝
(
まさ
)
れりと為すも、実は然らず、
止
(
た
)
だ六月と云ふも亦た豈に佳ならざらんや、と。(老学庵筆記、巻二)
放翁鑑賞:07 その七 ――放翁詩話三十章――
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
そは折を得て送らんとにもあらず、又逢うては言ふ能はざるを言はしめんとにもあらで、
止
(
た
)
だかくも
儚
(
はかな
)
き身の上と切なき胸の内とを
独
(
ひとり
)
自ら
愬
(
うつた
)
へんとてなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
実
(
げ
)
に
匂
(
にほひ
)
も
零
(
こぼ
)
るるやうにして彼は
浪
(
なみ
)
に漂ひし人の今
打揚
(
うちあ
)
げられたるも
現
(
うつつ
)
ならず、ほとほと
力竭
(
ちからつ
)
きて
絶入
(
たえい
)
らんとするが如く、
止
(
た
)
だ
手枕
(
てまくら
)
に横顔を支へて、力無き
眼
(
まなこ
)
を
瞪
(
みは
)
れり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
止
常用漢字
小2
部首:⽌
4画
“止”を含む語句
停止
笑止
中止
静止
小止
挙止
踏止
休止
取止
波止場
立止
行止
押止
廃止
制止
駒止
思止
默止
発止
底止
...