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止
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よし
ふりがな文庫
“
止
(
よし
)” の例文
行末が案じられる、盆画なんぞ
止
(
よし
)
にして手習をしてくれと、そこで発心をなすったんだが、なあにもう叩き止めッちまうが
可
(
よ
)
うごす。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お
止
(
よし
)
よ。今じゃあ痛くもなんともないが、打たれた時にあ痛かったよ。だって
布袋竹
(
ほていちく
)
の
釣竿
(
つりざお
)
のよく
撓
(
しな
)
う
奴
(
やつ
)
でもってピューッと一ツやられたのだもの。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
君はソンナ事をして居るのか、危ない事だ、マア
止
(
よし
)
にした方が
宜
(
よ
)
かろうと云たくらいのことである。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
亥之助も何か極りを惡がつて其樣な物はお
止
(
よし
)
なされと言ふし、十五夜にあげなんだから片月見に成つても惡るし、喰べさせたいと思ひながら思ふばかりで上る事が出來なんだに
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
止
(
よし
)
なさいな、貴方はあの
嬢
(
こ
)
に未練があるので…旦那は一度半治さんを掛合にお遣んなすったら縁付いたと聞いて、諦めても
矢張
(
やっぱり
)
惚れて居るので……貴方が穴掘の形は團十郎が狸の角兵衞を
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
段右衞門に向ひ
是々
(
これ/\
)
重四郎ではない段右衞門殿
夫
(
そん
)
な譯の
分
(
わか
)
らぬ
強情
(
がうじやう
)
は
止
(
よし
)
にしろ今
奉行
(
ぶぎやう
)
樣の
仰
(
おつ
)
しやる通りだ
幾等
(
いくら
)
其方
(
そなた
)
が
隱
(
かく
)
して白状
爲
(
せ
)
ねばとて
命
(
いのち
)
の
繋
(
つな
)
がる事は
金輪
(
こんりん
)
ざい
有
(
あり
)
ア
爲
(
し
)
ねへ
夫
(
それ
)
迚も三五郎と申合したかは知ねヱが今と
成
(
なつ
)
ては
未練
(
みれん
)
な男だ
誠
(
まこと
)
に
苦
(
くる
)
しみ
惜
(
をし
)
みの
人間
(
にんげん
)
だなア掃部や藤兵衞茂助の二人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「何にせい、夜分
出歩行
(
である
)
くのは、若い人に良くないてや、留守の気を着けるのが面倒なではないけれども、大概なら
止
(
よし
)
にさっしゃるが
可
(
よ
)
かろうに。」
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
亥之助
(
ゐのすけ
)
も
何
(
なに
)
か
極
(
きま
)
りを
惡
(
わ
)
るがつて
其樣
(
そのやう
)
な
物
(
もの
)
はお
止
(
よし
)
なされと
言
(
い
)
ふし、十五
夜
(
や
)
にあげなんだから
片月見
(
かたつきみ
)
に
成
(
な
)
つても
惡
(
わ
)
るし、
喰
(
た
)
べさせたいと
思
(
おも
)
ひながら
思
(
おも
)
ふばかりで
上
(
あげ
)
る
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
なんだに
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
持て御出なさる樣子是から先は松原で
寂寞
(
さびしい
)
道だ見れば
未
(
まだ
)
御年も行ぬ御若衆御一人にては不用心
何
(
どう
)
か
駕籠
(
かご
)
に乘て御出なせへと云に半四郎は大に
困
(
こま
)
り夫は/\御前方御深切にさう云て
下
(
くだ
)
さるゝが私しは
何
(
どう
)
も駕籠が
嫌
(
きら
)
ひなり
然
(
さ
)
れども
生質
(
うまれつき
)
仕合に足が達者で日に廿里三十里は
樂
(
らく
)
に
歩行
(
あるき
)
ますから先駕籠は
止
(
よし
)
に仕ませうと
草鞋
(
わらぢ
)
の
紐
(
ひも
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
亥之助も何か
極
(
きま
)
りを悪るがつてその様な物はお
止
(
よし
)
なされと言ふし、十五夜にあげなんだから
片月見
(
かたつきみ
)
に成つても悪るし、喰べさせたいと思ひながら思ふばかりで上る事が出来なんだに
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
止
常用漢字
小2
部首:⽌
4画
“止”を含む語句
停止
笑止
中止
静止
小止
挙止
踏止
休止
取止
波止場
立止
行止
押止
廃止
制止
駒止
思止
默止
発止
底止
...