“布袋竹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほていちく80.0%
ほていだけ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よしよ。今じゃあ痛くもなんともないが、打たれた時にあ痛かったよ。だって布袋竹ほていちく釣竿つりざおのよくしなやつでもってピューッと一ツやられたのだもの。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
翌朝私は二尺ばかりの布袋竹ほていちくのでこでこなやつを羽織のしたへしのばせて さあこい といふ気で学校へいつた。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
といって刃物を取出とりだして取る訳にも行かない。小指でしっかり竿尻をつかんで、丁度それも布袋竹ほていだけの節の処を握っているからなかなか取れません。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)