“布袋腹”の読み方と例文
読み方割合
ほていばら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへけつけたのは一人の少年と、布袋腹ほていばらの巨漢、これはいうまでもなく少年探偵の三吉と珍探偵大辻だった。
地中魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
今にも降りだしそうな空を見あげて、布袋腹ほていばらの原田雲井がいった。顎を包んでいる長髯をなでまわす。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
年倍としばいなる兀頭はげあたまは、ひものついたおおき蝦蟇口がまぐち突込つッこんだ、布袋腹ほていばらに、ふどしのあからさまな前はだけで、土地で売る雪を切った氷を、手拭てぬぐいにくるんで南瓜とうなすかぶりに、あごを締めて、やっぱり洋傘こうもり
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)