“布袋屋”の読み方と例文
読み方割合
ほていや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄は十九で京橋の布袋屋ほていやという大きい呉服屋さんへ奉公に出ていまして、その年季のあけるのを母は楽しみにしていたのでございます。
蜘蛛の夢 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「繩張り違ひは承知の上ですが、布袋屋ほていやの旦那が、石原の親分ぢや心もとないから、錢形のに見て貰つてくれつて言ひますぜ」
ほか布袋屋ほていやふ——いまもあらう——呉服屋ごふくやがあつたが、濱野屋はまのやはう主人しゆじんが、でつぷりとふとつて、莞爾々々にこ/\してて、布袋ほてい呼稱よびながあつた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)