やす)” の例文
頭をもたげて見れば、岸近くかいやすめたる舟人あり。熔巖の流るゝこと一分時に三臂長ひちやうなりといへり、(伊太利の尺の名)往きて看給はんとならば、半時間には渡しまゐらせんといふ。
それがニチャニチャとやすみなしにチューインガムを噛んでいる。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)