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止
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と
ふりがな文庫
“
止
(
と
)” の例文
ニールスはあわてて
止
(
と
)
めようとして、かえって、じぶんもガチョウのせなかにのったまま、空の旅に出ることになってしまいました。
「ニールスのふしぎな旅 下」まえがき
(新字新仮名)
/
矢崎源九郎
(著)
小鳥
(
ことり
)
は、まず
屋根
(
やね
)
の
上
(
うえ
)
に
止
(
と
)
まりました。そして、これからどっちへ
向
(
む
)
かって
逃
(
に
)
げていったらいいかと、しばし
思案
(
しあん
)
にふけったのです。
めくら星
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、右の方から黒い大きな戸が音を立てて
締
(
しま
)
って来た。彼はしかたなしに足を
止
(
と
)
めたが、その戸はみるみる左の方へ往ってしまった。
女の首
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
飯「
己
(
おれ
)
は
外
(
ほか
)
に
楽
(
たのし
)
みはなく釣が
極
(
ごく
)
好きで、番がこむから、
偶
(
たま
)
には好きな釣ぐらいはしなければならない、それを
止
(
と
)
めてくれては困るな」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
接待係の人が
止
(
と
)
めたが、やめないらしい。やっぱり右手で盛なジェステュアをしながら、死は厳粛であるとかなんとか言っている。
葬儀記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
あれよ/\とみてゐると
水煙
(
みづけむり
)
は
急
(
きゆう
)
に
衰
(
おとろ
)
へ
裂
(
さ
)
け
口
(
くち
)
も
閉
(
と
)
ぢて
噴出
(
ふんしゆつ
)
一時
(
いちじ
)
に
止
(
と
)
まつてしまつたが、
僅
(
わづか
)
に
五六秒位
(
ごろくびようくらゐ
)
經過
(
けいか
)
した
後
(
のち
)
再
(
ふたゝ
)
び
噴
(
ふ
)
き
出
(
だ
)
し
始
(
はじ
)
めた。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
「腕の
彫青
(
いれずみ
)
を、痛む方の頬べんたにこすりつけて——お京、お京、お京。……と、三べん、いうてごらん。じき、疼くのが
止
(
と
)
まる」
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
その時何物も恐れない千代子の眼が、僕の視線と無言のうちに行き合って、両方共しばらくそこに
止
(
と
)
まっていた事も記憶している。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
お山の
大将
(
たいしょう
)
おれひとり——という
格
(
かく
)
で、中にまじっている
徳川万千代
(
とくがわまんちよ
)
は、みんなと一しょに、つなぎ
止
(
と
)
めた
大鷲
(
おおわし
)
を取りまきながら
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もうなんでも
野島
(
のじま
)
へ
渡
(
わた
)
らずにはいられなくなりました。そこで
夢野
(
ゆめの
)
の
牝鹿
(
めじか
)
の
止
(
と
)
めるのもきかずに、とうとう出かけて行きました。
夢占
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
暫
(
しばら
)
く
立
(
た
)
ち
止
(
と
)
まつて
見
(
み
)
てゐるうちに、
石
(
いし
)
の
壁
(
かべ
)
に
沿
(
そ
)
うて
造
(
つく
)
り
附
(
つ
)
けてある
卓
(
つくゑ
)
の
上
(
うへ
)
で
大勢
(
おほぜい
)
の
僧
(
そう
)
が
飯
(
めし
)
や
菜
(
さい
)
や
汁
(
しる
)
を
鍋釜
(
なべかま
)
から
移
(
うつ
)
してゐるのが
見
(
み
)
えて
來
(
き
)
た。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
なぜなら、顔を顰め鼻息を鳴らしながら帳場から自分で勝手に取って来て飲み、だれ一人もそれを
止
(
と
)
めようとする者がなかったのだから。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
(無音にて機を織る。——
杳
(
はるか
)
の屋外にて、堅き城門の開く音す。女子は機の手を
止
(
と
)
めて耳を澄ます。その音尚かすかに響き来る)
レモンの花の咲く丘へ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
例の時間の
錯誤
(
さくご
)
について申出ればよかったのかも知れませんが、河野が「死体の捜索にもなることだから、
止
(
と
)
めるにも及ぶまい」
湖畔亭事件
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「
構
(
かま
)
あねえで
置
(
お
)
け、
耕
(
うな
)
つてあつちへ
行
(
い
)
つてからにしろ」
勘次
(
かんじ
)
は
性急
(
せいきふ
)
に
嚴
(
きび
)
しくおつぎを
止
(
と
)
めた。おつぎは
仕方
(
しかた
)
なく
泣
(
な
)
くのも
構
(
かま
)
はずに
耕
(
たがや
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
少
(
すこ
)
しも
長
(
なが
)
く、おせんを
引
(
ひ
)
き
止
(
と
)
めておきたい
人情
(
にんじょう
)
が、
互
(
たがい
)
の
口
(
くち
)
を
益々
(
ますます
)
軽
(
かる
)
くして、まるく
囲
(
かこ
)
んだ
人垣
(
ひとがき
)
は、
容易
(
ようい
)
に
解
(
と
)
けそうにもなかった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
萬歳
(
ばんざい
)
は
難有
(
ありがた
)
いが、
鬼
(
おに
)
とも
組
(
く
)
まんず
荒男
(
あらくれをとこ
)
が、
前後左右
(
ぜんごさゆう
)
からヤンヤヤンヤと
揉上
(
もみあ
)
げるので、
其
(
その
)
苦
(
くる
)
しさ、
私
(
わたくし
)
は
呼吸
(
いき
)
が
止
(
と
)
まるかと
思
(
おも
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
五八も驚き
確
(
しつ
)
かと
抱
(
いだ
)
き
止
(
と
)
め
是
(
こ
)
は若旦那にて
有
(
あり
)
しか私し事は多く
御恩
(
ごおん
)
に
預
(
あづか
)
り何かと
御贔屓下
(
ごひいきくだ
)
されし者なれば
先々
(
まづ/\
)
譯
(
わけ
)
は
後
(
あと
)
の事手前の
宿
(
やど
)
へ御供を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
俺は、俺を呼び
止
(
と
)
めたのが甲吉だと知ると、思い切り詰らなそうな顔をして見せた。「お前えと一緒に歩くのは厭だよ」と云わぬばかりに。
今度こそ
(新字新仮名)
/
片岡鉄兵
(著)
娘は煉瓦積む手を
止
(
と
)
めて、男の
面
(
かほ
)
を
瞥
(
ぢろり
)
と見た。もう眼には泪を一杯溜めて居たが、それでも男の跡に
随
(
つ
)
いて行つて
了
(
しま
)
つた。惚れてゐるのだ。
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
まだ小さいのに気が荒かったゆえ、走り
廻
(
まわ
)
ってばかりいて、あれ危ないと思っても
止
(
と
)
める事が出来なんだ。ああ、この窓じゃ。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
年少
(
としわか
)
くて
屈竟
(
くつきやう
)
な
其
(
そ
)
の
客
(
きやく
)
は、
身震
(
みぶる
)
ひして、すつくと
立
(
た
)
つて、
内中
(
うちぢう
)
で
止
(
と
)
めるのも
肯
(
き
)
かないで、タン、ド、ドン!と
其
(
そ
)
の、
其處
(
そこ
)
の
蔀
(
しとみ
)
を
開
(
あ
)
けた。——
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
兄の申すことには私も
逆
(
さか
)
らうことが出来ず、大阪に足を
止
(
と
)
めまして、
緒方
(
おがた
)
先生の塾に入門したのは安政二年
卯歳
(
うどし
)
の三月でした。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
ちやうど桃の実の
熟
(
う
)
れる頃で、果物好きな乙羽は、汽車の窓から桃の実をしこたま
購
(
か
)
ひ込むで、次ぎから次ぎへと
止
(
と
)
め
度
(
ど
)
もなく貪り食つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
どうせ
碌
(
ろく
)
なことではないと知っているのだろう。一時思い
止
(
と
)
まったが、また駆け出した。そして今度はその最後の
一輌
(
いちりょう
)
にようやく追い着いた。
一兵卒
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
『一、二、三、
進
(
すゝ
)
め』の
號令
(
がうれい
)
もなく、
各自
(
てんで
)
に
皆
(
みな
)
勝手
(
かつて
)
に
走
(
はし
)
り
出
(
だ
)
して
勝手
(
かつて
)
に
止
(
と
)
まりましたから、
容易
(
ようい
)
に
競爭
(
きやうさう
)
の
終
(
をは
)
りを
知
(
し
)
ることが
出來
(
でき
)
ませんでした。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「吉田さんへ」、と雪江さんは皮を
剥
(
む
)
く手を
止
(
と
)
めて、「
私
(
あたし
)
些
(
ちっ
)
とも知らなかったけど、今晩が春子さんのお
輿入
(
こしいれ
)
なんですって。 ...
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
またかれらは死にに行くようなものだから
止
(
よ
)
せといって
止
(
と
)
めるに違いないけれどもそれでは大切の原書に
依
(
よ
)
って仏法を研究することが出来ない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
恩には着せねえが俺だから、今のぐらいのところで
止
(
と
)
まったんだ。馬鹿あ、以来、気をつけろい。(川下へ行ってしまう)
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
眼
(
め
)
は
小
(
ちひ
)
さく、
鼻
(
はな
)
は
赤
(
あか
)
く、
肩幅
(
かたはゞ
)
廣
(
ひろ
)
く、
脊
(
せい
)
高
(
たか
)
く、
手足
(
てあし
)
が
圖※
(
づぬ
)
けて
大
(
おほ
)
きい、
其手
(
そのて
)
で
捉
(
つか
)
まへられやうものなら
呼吸
(
こきふ
)
も
止
(
と
)
まりさうな。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
併
(
しか
)
し、孔寧、儀行父の二人が、上を畏れざるの臣は除かねばならぬと主張した。霊公も強いては
止
(
と
)
めない。翌日、洩冶は何者かに刺されて
斃
(
たお
)
れた。
妖氛録
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
此纎弱
(
このかよわ
)
き
娘
(
むすめ
)
一人
(
ひとり
)
とり
止
(
と
)
むる
事
(
こと
)
かなはで、
勢
(
いきほ
)
ひに
乘
(
の
)
りて
驅
(
か
)
け
出
(
いだ
)
す
時
(
とき
)
には
大
(
だい
)
の
男
(
をとこ
)
二人
(
ふたり
)
がゝりにてもむつかしき
時
(
とき
)
のありける。
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
そのために
幾度
(
いくたび
)
か
瞼
(
まぶた
)
を
閉
(
と
)
ぢ/\した。
涙
(
なみだ
)
が
徐
(
おもむろ
)
にあふれ
出
(
い
)
でゝもう
直視
(
ちよくし
)
しようとはしない
眼瞼
(
まぶた
)
に
光
(
ひかり
)
を
宿
(
やど
)
して
止
(
と
)
まつてゐた。
日の光を浴びて
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
この松を
点
(
とも
)
して見たれば、子どもの夜啼を
止
(
と
)
むるとて、往来の人けづり取り、きり取りけるほどに、その松
遂
(
つい
)
に枯れて、今は根ばかりになりにけり。
小夜の中山夜啼石
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と
溜息
(
ためいき
)
をついたりして、変だと思った事もあったのですが、大阪へいっても死ぬ日に、たった一人で
住吉
(
すみよし
)
へお
参詣
(
まいり
)
に行くといって、それを
止
(
と
)
めたり
江木欣々女史
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
御主意
(
ごしゆい
)
御尤
(
ごもつとも
)
に
候
(
さふらふ
)
。
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
唱歌
(
しやうか
)
は
思
(
おも
)
ひ
止
(
と
)
まり
候
(
さふらふ
)
。
淺
(
あさ
)
ましい
哉
(
かな
)
。
教室
(
けうしつ
)
に
慣
(
な
)
れ
候
(
さふらふ
)
に
從
(
した
)
がつて
心
(
こゝろ
)
よりも
形
(
かたち
)
を
教
(
をし
)
へたく
相成
(
あひな
)
る
傾
(
かたむ
)
き
有之
(
これあり
)
、
以後
(
いご
)
も
御注意
(
ごちゆうい
)
願上候
(
ねがひあげさふらふ
)
。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
一度乾いていた涙が、また
止
(
と
)
め
度
(
ど
)
もなく流れる。しかし、それはもう悲しみの涙ではなくて、永久に魂に喰い入る、淋しい淋しいあきらめの涙である。
秋の歌
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
しかし植林の善き感化はこれに
止
(
とど
)
まりませんでした。樹木の繁茂は海岸より吹き送らるる
砂塵
(
すなほこり
)
の荒廃を
止
(
と
)
めました。
デンマルク国の話:信仰と樹木とをもって国を救いし話
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
兼吉
(
けんきち
)
も
五郎
(
ごろう
)
も主人に、おれがあやまるからといわれては口はあけない。
酒代
(
さかだい
)
一
枚
(
まい
)
でかれらはむぞうさにきげんを
直
(
なお
)
した。水車の
回転
(
かいてん
)
も
止
(
と
)
めずにすんだ。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
ひどく身を入れてくれているのに
絆
(
ほだ
)
されて、結局そうも云い出しかねてしまったのであるが、今になれば矢張あの時
止
(
と
)
めなかったことが後悔せられた。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ガヤガヤしてたやつがぴったり
止
(
と
)
まる。見る——なるほど、
銀地
(
ぎんじ
)
に短冊を散らし
貼
(
ば
)
りにした屏風が、死人の
枕頭
(
ちんとう
)
を囲むように、逆さに置いてあるのだ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
かく言う僕も他人より賛辞を受けたことはないが、上に挙げた例の一部にあたっているかも知れないと思えば、この辺が筆を
止
(
と
)
めるところであろうか。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「だから、八さん、そんな危ない細工を
止
(
と
)
めて下さいな。御自分の顏も當れない人なんですから、何處か切りはしないかと、宜い加減ヒヤヒヤしますよ」
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
植民地攻略としての発展の勢は
止
(
と
)
まった。あとは既に手に入れた植民地の維持が主要事になる。マラッカの如きは辛うじて維持が続けられ得たのである。
鎖国:日本の悲劇
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
結局これは心霊波の
元締
(
もとじめ
)
をやって居る
守護神
(
しゅごじん
)
というものに頼んで、その電波を
止
(
と
)
めて貰うより
仕様
(
しよう
)
がない、あなたをひとつ心霊研究会へ御紹介するから
あの世から便りをする話:――座談会から――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
止
(
と
)
め
度
(
ど
)
なく飛び降りつづけるのである。ちょっと油断すれば先行者の姿は草か倒木の下に隠れて見失うのである。
木曽御嶽の両面
(新字新仮名)
/
吉江喬松
(著)
私はとっさに、
汽笛
(
きてき
)
をならし、
制動機
(
せいどうき
)
に手をかけて、汽車を
止
(
と
)
めようとしました。
火夫
(
かふ
)
たちもみな
立上
(
たちあが
)
りました。
向
(
むこ
)
うの汽車でも、
汽笛
(
きてき
)
をならしています。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
序
(
ついで
)
に頭の
機能
(
はたらき
)
も
止
(
と
)
めて欲しいが、こればかりは
如何
(
どう
)
する事も出来ず、
千々
(
ちぢ
)
に思乱れ
種々
(
さまざま
)
に
思佗
(
おもいわび
)
て頭に
些
(
いささか
)
の隙も無いけれど、よしこれとても
些
(
ちッ
)
との
間
(
ま
)
の辛抱。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
彼は云いしれぬ悪寒がする様なのを
止
(
と
)
める事が出来なかった。が怪しい声は確かにここから出て来ると思った。
水晶の栓
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
是とても
堰
(
せ
)
き
止
(
と
)
めて引いてくるほどの流れが無ければ、小さな島々の住民にはまず
企
(
くわだ
)
てられないことであった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
止
常用漢字
小2
部首:⽌
4画
“止”を含む語句
停止
笑止
中止
静止
小止
挙止
踏止
休止
取止
波止場
立止
行止
押止
廃止
制止
駒止
思止
默止
発止
底止
...