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終
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しも
ふりがな文庫
“
終
(
しも
)” の例文
「この藪医者。貴様のお蔭で俺は
死損
(
しにそこ
)
のうたぞ。地獄か極楽へ行くつもりで、香奠を皆飲んで
終
(
しも
)
うた人間が、この世に生き返ったらドウすればええのじゃ」
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
別段悩める
容態
(
ようす
)
もなく
平日
(
ふだん
)
のごとく振舞えば、お浪は
呆
(
あき
)
れかつ案ずるに、のっそり少しも
頓着
(
とんじゃく
)
せず
朝食
(
あさめし
)
終
(
しも
)
うて立ち上り、いきなり衣物を脱ぎ捨てて
股引
(
ももひき
)
腹掛け着けにかかるを
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
もう絵になって
終
(
しも
)
うて御座るけんどなあ老先生。あなた方御夫婦はこの村の
生命
(
いのち
)
の親様じゃった。四十年この村に御奉公しとる私がよう知っとる。御恩は忘れまっせんぞえ。
笑う唖女
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
わしが無理借りに
此方
(
こち
)
へ借りて来て、七ツ
下
(
さが
)
りの雨と五十からの芸事、とても上りかぬると
謗
(
そし
)
らるるを
関
(
かま
)
わず、しきりに吹習うている
中
(
うち
)
に、人の居らぬ
他所
(
よそ
)
へ持って出ての帰るさに取落して
終
(
しも
)
うた
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
終
常用漢字
小3
部首:⽷
11画
“終”を含む語句
始終
終夜
終日
臨終
終局
最終
終焉
終始
終了
始中終
終末
終宵
終幕
命終
末始終
終生
初中終
終身
終極
一部始終
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