“ツヒ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:つひ
語句割合
20.0%
20.0%
玉門20.0%
20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔日ハ即根津権現ノ社内ニシテ而モ久古ノ柳巷イロザトナリ。ツヒニ天保ノ改革ニ当ツテ永ク廃斥セラル。
上野 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
茨田(まむだ)の堤(又は媛島)に、雁がを産んだ事件があつて、建内宿禰が謡うた(記・紀)と言ふ「汝がみ子や、ツヒらむと、雁は子産コムらし」を、本岐(ほぎ)歌の片哥として居る。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
しかし『和名鈔わみょうしょう』すなわち『倭名類聚鈔わみょうるいじゅしょう』には女陰は玉門ツヒとしてあるが、ただし玉茎の条下の𨳯の字の注に、「以開字為女陰」と書いている。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
われ/\の考へは、ツヒに我々の考へである。誠に、人やりならぬ我が心である。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ツヒ悠々ユウ/\タル行路コウロコヽロ——とやか!
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)