“しゅつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
62.5%
37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其証は孔子の御子は伯魚一人りで、幵官氏のしゅつただ一人いちにん、其他に伯魚の弟、妹というものは無かったのでござる、又孔子が継室を迎えられた、それは何氏であったということも
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
つね日頃より貴族のしゅつを誇れる傲縦ごうしょうのマダム、かの女の情夫のあられもない、一路物慾、マダムの丸い顔、望見するより早く、お金くれえ、お金くれえ、と一語は高く、一語は低く
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
しかしこれは現実でなく、夢に現れた厲鬼であるが、晋侯は間もなくんで、二豎子にじゅし(疾病の神)を夢み、所もあろうにかわやにおちてしゅつしたのを見ると、夢中の厲鬼がたたりをなしたと解するのほかはない。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)