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卒
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しゅつ
ふりがな文庫
“
卒
(
しゅつ
)” の例文
加藤式部少輔明成は、父
嘉明
(
よしあき
)
が
卒
(
しゅつ
)
し
家督
(
かとく
)
をついでから九年目になる、評判のよろしくないこの人は、四十万石の
家中
(
かちゅう
)
で
河村権七
(
かわむらごんしち
)
か
堀主水
(
ほりもんど
)
かといわれたほどの名臣、主水を憎んでいた。
討たせてやらぬ敵討
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
真宗崩じて後、其
后
(
きさき
)
の
悪
(
にくし
)
みを受け、
擅
(
ほしいまま
)
に永定陵を改めたるによって罪を
被
(
こうむ
)
り、且つ
宦官
(
かんがん
)
雷允恭
(
らいいんきょう
)
と交通したるを論ぜられ、崖州に
遠謫
(
えんたく
)
せられ、数年にして道州に
徙
(
うつ
)
され、致仕して光州に居りて
卒
(
しゅつ
)
した。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
しかしこれは現実でなく、夢に現れた厲鬼であるが、晋侯は間もなく
疾
(
や
)
んで、
二豎子
(
にじゅし
)
(疾病の神)を夢み、所もあろうに
厠
(
かわや
)
におちて
卒
(
しゅつ
)
したのを見ると、夢中の厲鬼が
祟
(
たたり
)
をなしたと解するのほかはない。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
“卒”の意味
《名詞》
(ソツ)下級の兵士。
(出典:Wiktionary)
卒
常用漢字
小4
部首:⼗
8画
“卒”を含む語句
何卒
卒業
軽卒
卒倒
匇卒
卒塔婆
卒然
卒中
匆卒
兵卒
卒直
卒去
輜重輸卒
喇叭卒
卒爾
獄卒
卒伍
士卒
卒気
怱卒
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