“しゆつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文矦ぶんこう呉起ごきへいもちひ・(七五)廉平れんぺいにしてのうつくこころたるをもつて、すなはもつ西河せいがしゆし、もつしんかんふせがしむ。文矦ぶんこうすでしゆつす。其子そのこ武矦ぶこうつかふ。
管仲くわんちうとみ公室こうしつ(三二)し、(三三)反坫はんてんあり。(三四)齊人せいひともつおごるとさず。管仲くわんちうしゆつす。(三五)齊國せいこく其政そのまつりごとしたがつて、つね諸矦しよこうつよかりき。のち餘年よねんにして晏子あんしあり。
人のからだ男はやうなるゆゑ九出きうしゆつし(●頭●両耳●鼻●両手●両足●男根)女は十しゆつす。(男根なく両乳あり)九ははんやう十は長のいん也。
休庵の二女は此水越氏のしゆつである。それゆゑ蘭軒の妻は小母婿をばむこの子ではある。姑夫女こふぢよではある。しかし小母のむすめでは無い。姑女では無い。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
典薬頭某は先妻が歿して、継室を納れてゐた。そして嫡子は先妻のしゆつであつた。此嫡子が婢と通じて、婢は妊娠した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
若し榛軒の先妻ゆうしゆつなるれんよりして順位を論ずれば、刀自は第二女である。わたくしの此よりしもに記する所は、刀自の記憶に負ふ所のものが極て多い。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)