“出(しゆつ)” の例文
人の体(からだ)男は陽(やう)なるゆゑ九出(きうしゆつ)し(●頭●両耳●鼻●両手●両足●男根)女は十出(しゆつ)す。(男根なく両乳あり)九は半(はん)の陽(やう)十は長の陰(いん)也。
休庵の二女は此水越氏の出(しゆつ)である。それゆゑ蘭軒の妻は小母婿(をばむこ)の子ではある。姑夫女(こふぢよ)ではある。しかし小母の女(むすめ)では無い。姑女では無い。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
典薬頭某は先妻が歿して、継室を納れてゐた。そして嫡子は先妻の出(しゆつ)であつた。此嫡子が婢と通じて、婢は妊娠した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
若し榛軒の先妻勇(ゆう)の出(しゆつ)なるれんよりして順位を論ずれば、刀自は第二女である。わたくしの此より下(しも)に記する所は、刀自の記憶に負ふ所のものが極て多い。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)