しめ)” の例文
しめえの方へもってきてよ、それ、お前がおはこの歌を書いてあらあ、花は散れども春は咲くよ、鳥は古巣へ帰れども、行きて帰らぬ死出の旅、今あの歌が聞えます、あの歌は
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
稼いでうといって又しりッぺたをつと、いていから又ぴょこ/\飛出しては稼いで来る、しめえには金が疲れてう働らけねえから何うか置いておくんなさい、う何処へもきません
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「おしめえだ……お終えだ……お終えだ」
土城廊 (新字新仮名) / 金史良(著)