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終
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を
ふりがな文庫
“
終
(
を
)” の例文
彼その言葉を
終
(
を
)
へしとき、あたりに一の聲ありていふ。おそらくは汝それよりさきに坐せざるをえざるなるべし。 九七—九九
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
愛
(
あい
)
ちやんは
自
(
みづか
)
ら
思
(
おも
)
ふやう、『
何時
(
いつ
)
話
(
はな
)
し
終
(
を
)
へるんだか
私
(
わたし
)
には
解
(
わか
)
らないわ、
話
(
はな
)
し
初
(
はじ
)
めもしないで
居
(
ゐ
)
てさ』
併
(
しか
)
し
愛
(
あい
)
ちやんは
我慢
(
がまん
)
して
待
(
ま
)
つてゐました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
たとへ
我
(
わが
)
船
(
ふね
)
が
全檣
(
ぜんしやう
)
に
帆
(
ほ
)
を
張
(
は
)
り
蒸滊機關
(
じようききくわん
)
の
破裂
(
はれつ
)
するまで
石炭
(
せきたん
)
を
焚
(
た
)
いて
逃
(
に
)
げやうとも
如何
(
いか
)
で
逃
(
に
)
げ
終
(
を
)
うする
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
やう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
不味
(
まづ
)
さうに
取揃
(
とりそろ
)
へられた
晝食
(
ひるめし
)
を
爲
(
な
)
し
終
(
を
)
へると、
彼
(
かれ
)
は
兩手
(
りやうて
)
を
胸
(
むね
)
に
組
(
く
)
んで
考
(
かんが
)
へながら
室内
(
しつない
)
を
歩
(
ある
)
き
初
(
はじ
)
める。
其中
(
そのうち
)
に四
時
(
じ
)
が
鳴
(
な
)
る。五
時
(
じ
)
が
鳴
(
な
)
る、
猶
(
なほ
)
彼
(
かれ
)
は
考
(
かんが
)
へながら
歩
(
ある
)
いてゐる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
みなさんがお
正月
(
しようがつ
)
の
休
(
やす
)
みを
終
(
を
)
へて、
再
(
ふたゝ
)
び
寒風
(
かんぷう
)
の
中
(
なか
)
を
學校
(
がつこう
)
にお
通
(
かよ
)
ひになるときには、
多
(
おほ
)
くの
木
(
き
)
は
芽
(
め
)
も
吹
(
ふ
)
かず、
枯
(
か
)
れたように
眠
(
ねむ
)
つてゐますが、
中
(
なか
)
にはまんさくのように
寒
(
さむ
)
い
風
(
かぜ
)
にも
堪
(
た
)
へて
早
(
はや
)
く
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
▼ もっと見る
そこで死ぬと云ふことがない故、天命の
儘
(
まゝ
)
にして、天より授かりしまゝで
復
(
かへ
)
すのぢや、少しもかはることがない。ちやうど、天と人と一體と云ふものにて、天命を
全
(
まつた
)
うし
終
(
を
)
へたと云ふ譯なればなり。
遺教
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
東下り、京上り、
往来
(
ゆきき
)
に果つるおん旅や、
御跡
(
おんあと
)
印
(
しる
)
す
駅路
(
うまやぢ
)
の繰りひろげたる
絵巻物
(
ゑまきもの
)
、今巻きかへす時は来ぬ。時こそ来つれ、生涯の
御戦闘
(
みいくさ
)
終
(
を
)
へて
凱旋
(
がいせん
)
の。時こそ来つれ、生涯の
御勤労
(
みつとめ
)
果てゝ
御安息
(
おんやす
)
の。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「向うの愛情が熱して來ただけに、却つて始末に
終
(
を
)
へ
難
(
にく
)
いのだ」
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
「ドナメ松下ヒサ墓行年九十二歳」
信者
(
しんじや
)
にて世を
終
(
を
)
へしものなり
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
今
(
いま
)
ひとりの「
忠良
(
ちうりゃう
)
な
臣民
(
しんみん
)
」が、こゝに
愚劣
(
ぐれつ
)
な
生涯
(
しょうがい
)
を
終
(
を
)
えた
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
七八
汲
(
きふ
)
々として一生を
終
(
を
)
ふるもあり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
終
(
を
)
へしか、消ゆる
後姿
(
うしろで
)
に
代
(
かは
)
れる
列
(
れつ
)
は
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
願はくは汝
幸
(
さいはひ
)
の中にかく大いなる勞苦を
終
(
を
)
ふるをえんことを、汝の顏今
笑
(
ゑみ
)
の
閃
(
ひらめき
)
を我に見せしは何故ぞや。 一一二—一一四
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
『さァ、
辛
(
やつ
)
と
第
(
だい
)
一の
節
(
せつ
)
が
終
(
を
)
へた』と
帽子屋
(
ばうしや
)
が
云
(
い
)
つて、『
其時
(
そのとき
)
に
女王
(
クイーン
)
は
跳
(
と
)
び
上
(
あが
)
り、「
時
(
とき
)
を
打殺
(
うちころ
)
してるのは
彼
(
あ
)
れだ!
其頭
(
そのあたま
)
を
刎
(
は
)
ねて
了
(
しま
)
へ!」と
叫
(
さけ
)
びました』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
二人
(
ふたり
)
が
旅行
(
りよかう
)
を
終
(
を
)
へて
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
たのは十一
月
(
ぐわつ
)
、
町
(
まち
)
にはもう
深雪
(
みゆき
)
が
眞白
(
まつしろ
)
に
積
(
つも
)
つてゐた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
愛
(
あい
)
ちやんが
紅鶴
(
べにづる
)
を
捕
(
とら
)
へて
持
(
も
)
ち
歸
(
かへ
)
つた
時
(
とき
)
には、
已
(
すで
)
に
鬪
(
たゝか
)
ひが
終
(
を
)
へて
居
(
ゐ
)
て、二
疋
(
ひき
)
の
針鼠
(
はりねずみ
)
の
姿
(
すがた
)
は
見
(
み
)
えませんでした
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
終
常用漢字
小3
部首:⽷
11画
“終”を含む語句
始終
終夜
終日
臨終
終局
最終
終焉
終始
終了
始中終
終末
終宵
終幕
命終
末始終
終生
初中終
終身
終極
一部始終
...