“聖譚曲”の読み方と例文
読み方割合
オラトリオ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の真の天職にして、不滅の生命を盛られた芸術「聖譚曲オラトリオ」に到達するまで、ヘンデルの戦いは文字通り死物狂いだったのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
ヘンデルはおのが民族の涙っぽい敬虔主義ピエティスム軽蔑けいべつして、民衆のための民衆の歌たる、巨大なる聖歌アンセムと叙事詩的な聖譚曲オラトリオとを書いたのであった。
この聖譚曲オラトリオ敬虔雄麗けいけんゆうれいな美しさは、古今、ヘンデルの「救世主メシア」と比較されるだけで、幾多の人の心のかてとなったかわからないのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)