)” の例文
昨夜チラとその悪相談を小耳に挟んだので、どうかしてお前さんにらせて上げたいと、種々手を廻して、やっと尋ねあてたのが紀州屋敷。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ああそうでござんしたか。今笊組の連中が、この先の小桜屋へ五、六人連れで来ているところ……であの首尾をらせに、こッそり一座を抜けて来たものですよ」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)