)” の例文
三津郷……大穴持命の御子阿遅須枳高日子アヂスキタカヒコ命……大神ユメぎ給はく「御子の哭く由をれ」と夢に願ぎましゝかば、夢に、御子のコトカヨふと見ましき。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三津郷……大穴持命おおなもちのみことの御子阿遅須枳高日子アヂスキタカヒコ命……大神ユメぎ給はく「御子のく由をれ」と夢に願ぎましゝかば、夢に、御子のコトカヨふと見ましき。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
語部が鎮魂の「ウタモト」を語る事が見え、又「事本」をるなど言ふ事も見えてゐる。うたやことわざ・神事の本縁なる叙事詩を物語つた様子が思はれる。
祝詞の名は、奈良に入つて出来たもので、唯此までもあつた「」なる神事の座で唱へる「のりとゴト」に限つての名が、漸くすべての呪言の上におし拡められて来たのである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
カシコみと らずありしを。み越路コシヂの たむけに立ちて、妹が名りつ(万葉巻十五)