“夏越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なごし50.0%
ナゴ25.0%
ナゴシ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天草あまくさ島では旧暦六月三十日の夏越なごしの行事に泳ぐ風習があるが、村によってはこの花と「かたばみ」の葉とを合せて石の上でき、その液を以て爪を染めてから海にはいり
御禊ゴケイは元より、御霊会ゴリヤウヱの祓除「夏越ナゴし祓へ」の本処として、陰陽師の本拠の様な姿をとつたのである。
貴種誕生と産湯の信仰と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
七夕・重陽に人形を祀る処は今もある。盂蘭盆の精霊棚にも、精霊の乗り物以外に、精霊の憑る偶像のあつた事が想像出来る。盆も亦「夏越ナゴシの祓へ」の姿を多分に習合して居るのである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)