“御禊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みそぎ52.9%
ゴケイ23.5%
ごけい17.6%
おはら5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源氏に御禊みそぎの日の車の場所争いを詳しく告げた人があったので、源氏は御息所みやすどころに同情して葵夫人の態度を飽き足らず思った。
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)
だから、国造の禊ぎする出雲の「三津」、八十島やそしま祓えや御禊ゴケイの行われた難波なにわの「御津ミツ」などがあるのだ。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
賀茂祭り、斎院の御禊ごけいなどのあるころは、その用意の品という名義で諸方から源氏へ送って来る物の多いのを、源氏はまたあちらこちらへ分配した。
源氏物語:15 蓬生 (新字新仮名) / 紫式部(著)
今一説はユウツケを木綿付と釈くので、仲実なかざねの『綺語抄』下にゆうつけ鳥、公の御禊おはらえに鶏にゆうを付けて逢坂に放つなりとある。