“みそぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミソギ
語句割合
44.4%
御禊33.3%
身禊7.4%
御祓7.4%
潔身3.7%
水祓3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
イザナギの命は黄泉よみの國からお還りになつて、「わたしは隨分いやきたない國に行つたことだつた。わたしはみそぎをしようと思う」
修験者のいる所は本社の右手の高い森の中で、そこまではまだ八町ほどある、そこへ行くまでに大師堂を左にと下れば御禊みそぎの滝があるのであります。
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
※※ぼくそくとして視る無き瞎驢くわつろの何を悟らむ由もなく、いたづらに御祓みそぎすましてとり流すぬさもろともに夏を送り、窓おとづるゝ初時雨に冬を迎へて世を経しが、物に定まれる性なし
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
王子入城の時に二重橋の上で潔身みそぎはらいをして内に入れたことがある、と云うのは夷狄いてきの奴は不浄の者であるからおはらいをしてたいを清めて入れるとう意味でしょう。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ソコで公使が今度英の王子入城に付き潔身みそぎの祓云々うんぬんの事を探り出しておおいよろこび、れはめた、この大奇談を報告すれば大統領が見てれるにちがいないと云うので
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
神主様達が揃って品川へおでになり、海で水祓みそぎをなさいまして、それから当日までいみにおこもりで、そういう縁故から品川の漁師達も、取立ての魚を神前へお供えに持って参りまするが
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)