“おはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オハラ
語句割合
大原18.2%
小原18.2%
御祓18.2%
御拂9.1%
御禊9.1%
御禳9.1%
御胎9.1%
神祓9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世之介の大原おはらの里の雑魚寝よりわれの雑魚寝はなまめかしけれ
雑魚寝 (新字新仮名) / 吉井勇(著)
大原は今の高市たかいち飛鳥あすか小原おはらの地である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
途中で御祓おはらいをたのまれると、これと同じように、いちいち荷物を積み卸しの二重の手間をいとわず、馬をいたわって、しかして後に御祓いにかかったものであります。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「ぢや、おくさん折角せつかくだから、もう一ゑん奮發ふんぱつしませう。それ御拂おはらください」とつた。御米およね其時そのときおもつて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
今一説はユウツケを木綿付と釈くので、仲実なかざねの『綺語抄』下にゆうつけ鳥、公の御禊おはらえに鶏にゆうを付けて逢坂に放つなりとある。
とにかく、この村にては松の木は一本もなく、もし他より持ちきたったならば、早速これをすてて御禳おはらいをするというありさまである。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
姫にとっては、肉縁はないが、曾祖母ひおおばにも当るたちばな夫人の法華経、又其御胎おはらにいらせられる——筋から申せば、大叔母御にもお当り遊ばす、今の皇太后様の楽毅論がっきろん
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
老夫婦が惨死した深良屋敷の奥座敷は、山伏の神祓おはらいで浄められて、新しい畳が青々と敷き込まれた。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)