トップ
>
撫
>
なで
ふりがな文庫
“
撫
(
なで
)” の例文
と
撫
(
なで
)
て見ると
訝
(
おか
)
しな
手障
(
てざわり
)
だから財布の中へ手を入れて引出して見ると、
封金
(
ふうきん
)
で百両有りましたから
恟
(
びっく
)
りして橋の
袂
(
たもと
)
まで
追駆
(
おっか
)
けて参り
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
贅肉
(
いぼ
)
あるもの此神をいのり、小石をもつていぼを
撫
(
なで
)
、社の
椽
(
えん
)
の下の
𥴩子
(
かうし
)
の内へ
投
(
なげ
)
いれおくに、日あらずしていぼのおつる事奇妙なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
ぽう、ぽっぽ——あれ、ね、娘は髪のもつれを
撫
(
なで
)
つけております、
頸
(
えり
)
の白うございますこと。次の
室
(
ま
)
の姿見へ、年増が代って坐りました。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
愈
(
いよい
)
よ
今夕
(
こんせき
)
、侯の
御出立
(
ごしゅったつ
)
と
定
(
き
)
まり、私共はその原書を
撫
(
なで
)
くり
廻
(
まわ
)
し誠に親に
暇乞
(
いとまごい
)
をするように
別
(
わかれ
)
を
惜
(
おし
)
んで
還
(
かえ
)
したことがございました。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
而して、
町端
(
まちはずれ
)
の寺などに行って、落葉の降る墓場の中に立って、
足下
(
あしもと
)
のその名も知らない冷たな墓石を
撫
(
なで
)
て考え込む。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「
私
(
わし
)
かえ、私はの、年を
老
(
と
)
ツた人さ。」と、底意地の惡さうな返事をして、自分の頭を
撫
(
なで
)
て呉れる。其の聲は
確
(
たしか
)
に
何處
(
どこ
)
かで聞いたことのあるやうな聲だ。
水郷
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
そのうちのどれにしても帰りにくかった
古里
(
ふるさと
)
へ、錦子は帰らなければならなかったのだが、故郷にも待っている冷たい眼は、傷心の人を
撫
(
なで
)
てはくれない。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
月の光は夕日の反映が西の空から消え去らぬ
中
(
うち
)
、早くも深夜に異らぬ光を放ち、どこからともなく漂ってくる
木犀
(
もくせい
)
の
薫
(
かおり
)
が、柔かで冷い絹のように人の肌を
撫
(
なで
)
る。
虫の声
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
六月の爽やかな
暁風
(
あさかぜ
)
が、私の微動もしない頬を
撫
(
なで
)
た。私はサッキから眼を覚ましているのである。
蝱の囁き:――肺病の唄――
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
撫
(
なで
)
否
(
いや
)
然樣
(
さやう
)
云るゝと實に
面目
(
めんぼく
)
次第もなし併し年中御世話にばかりなり其上
節季
(
せつき
)
師走
(
しはす
)
押迫
(
おしつめ
)
ての金の
才覺
(
さいかく
)
餘
(
あま
)
り心なしに
御話
(
おはな
)
しも出來ぬゆゑ
據
(
よんど
)
ころなく淺草田町の利兵衞と云國者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
私はその本堂の
隙間
(
すきま
)
から
覗
(
のぞ
)
いて暗い中から顔を
撫
(
なで
)
る処の冷気を吸いながら、
暫
(
しばら
)
くこの世を忘れる事が出来るのだが、その本尊の顔を見るとこの世が少々忘れ兼ねるのである。
大切な雰囲気:03 大切な雰囲気
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
暗くなった夜空を振り仰ぐと古帽子の
鍔
(
つば
)
を外ずれてまたこまかいものが冷たく顔を
撫
(
なで
)
る。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
おもむろに庭樹を
瞰
(
なが
)
めて奇句を吐かんとするものは此家の老畸人、剣を
撫
(
なで
)
し時事を
慨
(
うれ
)
ふるものは蒼海、天を仰ぎ流星を数ふるものは我れ、この
三箇
(
みたり
)
一室に同臥同起して、
玉兎
(
ぎよくと
)
幾度
(
いくたび
)
か
罅
(
か
)
け
三日幻境
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
「イヤお恥しいことだが僕は御存知の
女気
(
おんなけ
)
のない通り詩人気は全くなかった、『権利義務』で一貫して了った、どうだろう僕は余程俗骨が発達してるとみえる!」と綿貫は頭を
撫
(
なで
)
てみた。
牛肉と馬鈴薯
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
彼は卑弥呼の頭の傍へ近寄って片膝つくと、両手で彼女の
蒼白
(
あおじろ
)
い
頬
(
ほお
)
を
撫
(
なで
)
てみた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
蛋白石色
(
オパアルいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、
後宮
(
こうきゆう
)
の
香烟
(
かうえん
)
につつまれて
眠
(
やす
)
む
土耳古
(
トルコ
)
の皇后、
蛋白石色
(
オパアルいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、
絶間無
(
たえまな
)
い
撫
(
なで
)
さすりの
疲
(
つかれ
)
、おまへの心はしたたかに滿足した惡徳の深い安心を知つてゐる、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
八五郎は長んがい
顎
(
あご
)
を
撫
(
なで
)
て感心して居りました。
銭形平次捕物控:172 神隠し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手のしはを
撫
(
なで
)
居る秋の日なたかな 萬子
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
僕のあたまを
撫
(
なで
)
ながら
忘れ形見
(新字新仮名)
/
若松賤子
(著)
贅肉
(
いぼ
)
あるもの此神をいのり、小石をもつていぼを
撫
(
なで
)
、社の
椽
(
えん
)
の下の
𥴩子
(
かうし
)
の内へ
投
(
なげ
)
いれおくに、日あらずしていぼのおつる事奇妙なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
彼
(
あ
)
の
可愛
(
かあい
)
らしい手を出して
膝
(
ひざ
)
の
下
(
した
)
を
撫
(
なで
)
て
遣
(
や
)
つて
居
(
ゐ
)
る、あゝ/\
可愛
(
かあい
)
い
児
(
こ
)
だ、
今
(
いま
)
のう
良
(
よ
)
い
薬
(
くすり
)
を
遣
(
や
)
るよ、……
煙草
(
たばこ
)
の
粉末
(
こな
)
ぢやア
却
(
かへ
)
つて
可
(
い
)
けない
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手を替え、品を替え、
撫
(
なで
)
つ
抓
(
つね
)
りつして口説いても
応
(
うむ
)
と言わないが、東京へ行懸けに、
梁
(
うつばり
)
に釣して死ぬ様な目に逢わせて置いたから、ちっとは応えたろう。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
聴いていた壮士荻野六郎が、赤黒い、ズングリ
肥
(
ふと
)
った腕を
撫
(
なで
)
上げながらへえと
腑
(
ふ
)
におちない声で返事をした。
旧聞日本橋:20 西川小りん
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
だが、寺田は、その声を聞いても、まだ返事が出来ずに、それでも不甲斐なくガタガタ顫える手で、
周章
(
あわて
)
て壁を
撫
(
なで
)
廻すと、やっとスイッチを見つけて、力一杯に
捻
(
ひね
)
った。
魔像
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
懶
(
ものう
)
い稽古唄や物売の声につれて、
狭間
(
ひあわい
)
の風が窓から流れ入って畳の上に投げ落した横顔を
撫
(
なで
)
る心地好さ。君江は今こういう時、矢田さんでも誰でもいいから来てくれればいい。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
撫
(
なで
)
て見ると雪であった。あ、雪が降って来た! といって太吉は
途
(
みち
)
を急いだ。この辺には人家がなかった。全くの広い野原の中で、目を遮る大きな林もなかった。雪は次第に降って来た。
越後の冬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
してまた
漠
(
ばく
)
たる
撫
(
なで
)
さすりで、わたしを
存分
(
ぞんぶん
)
に
裂
(
さ
)
いておくれ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
「男を
撫
(
なで
)
斬りといふ
洒落
(
しやれ
)
ぢやないのか」
銭形平次捕物控:317 女辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お蘭もそんなら
往
(
ゆ
)
こうと、下女へ話して急に着物を着替え小紋縮緬の変り裏に
黒朱子
(
くろじゅす
)
に
繻珍
(
しゅっちん
)
の帯をしめて、丸髷の
後
(
おく
)
れ髪を
撫
(
なで
)
あげ、白金を出まして
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
晃 (納戸を振向く)
衣服
(
きもの
)
でも着換えるか、髪など
撫
(
なで
)
つけているだろう。……
襖
(
ふすま
)
一重だから、背戸へ出た。……
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おしょさんが
髱
(
たぼ
)
をかきつけている
巧
(
うま
)
さ——合せ鏡で、
毛筋棒
(
けすじ
)
のさきで丸髷の根元を
撫
(
なで
)
ている時
鬘
(
かつら
)
のように格好のいい頭を、あんぽんたんは
凝
(
じっ
)
と見つめていた。
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
幸ひに
疵
(
きず
)
もうけずあたま
撫
(
なで
)
まはし
腰
(
こし
)
をさする、こは福一なりとてみなわらへばおのれもわらふ。
下部
(
しもべ
)
らはおちたる雪をとりのけ
窓
(
まど
)
をもかりにつくろひなどす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
藤色の
手柄
(
てがら
)
をかけた
丸髷
(
まるまげ
)
も
綺麗
(
きれい
)
に
撫
(
なで
)
付けている様子。
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
あれは。近「
絵草紙
(
ゑざうし
)
だよ。梅「へえゝ
綺麗
(
きれい
)
なもんですな、
撫
(
なで
)
て見ちやア
解
(
わか
)
りませんが、
此間
(
このあひだ
)
池田
(
いけだ
)
さんのお
嬢
(
ぢやう
)
さまが、
是
(
これ
)
は
絵
(
ゑ
)
だと
仰
(
おつ
)
しやいましたが
解
(
わか
)
りませんでした。 ...
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
俯向
(
うつむ
)
いた襟足が、すっきりと、髪の濃いのに、
青貝摺
(
あおがいずり
)
の櫛が
晃
(
きら
)
めく、
鬢
(
びん
)
も
撫
(
なで
)
つけたらしいが、まだ、はらはらする、帯はお太鼓にきちんと
極
(
き
)
まった、
小取廻
(
こどりまわ
)
しの姿の
好
(
よ
)
さ。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
とても
死
(
しぬ
)
べき命也、
擘
(
ひきさき
)
て
殺
(
ころさ
)
ばころし給へ、もし
情
(
なさけ
)
あらば助たまへと
怖々
(
こは/\
)
熊を
撫
(
なで
)
ければ、熊は
起
(
おき
)
なほりたるやうにてありしが、しばしありてすゝみいで
我
(
わし
)
を
尻
(
しり
)
にておしやるゆゑ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
その
後
(
のち
)
も何かの会のおり、写真を写すおり、御一緒になって
一言
(
ひとこと
)
二言
(
ふたこと
)
おはなししたこともありましたが、私の思出は
何時
(
いつ
)
も一番お若いときの、袖を
撫
(
なで
)
ておはなしをなさっていた面影が先立ちます。
大塚楠緒子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
母「あゝ痛い/\、そう
撫
(
なで
)
ても駄目だから拳骨で力一ぺえおっぺせよ、拳骨でよ、あゝ痛い/\」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
菜切庖丁
(
なっきりぼうちょう
)
、
刺身庖丁
(
さしみぼうちょう
)
ウ、向ウへ向ウへとウ、十一二度、十二三度、裏を返しまして、黒い色のウ細い砥ウ
持
(
もち
)
イましてエ、
柔
(
やわら
)
こう、すいと一二度ウ、二三度ウ、
撫
(
なで
)
るウ撫るウばかりイ
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
父はその琴を
撫
(
なで
)
ていった。
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
名残が惜しいから
暇乞
(
いとまごい
)
をしながら馬の
前面
(
まえづら
)
を
撫
(
なで
)
て、
己
(
おれ
)
え江戸へ
行
(
ゆ
)
き、奉公して
帰
(
けえ
)
って来るまで、達者で居て呉んろと
私
(
わし
)
い泣きやんして、其の馬を撫でたり
摩
(
さす
)
ったりしやすと
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
黄昏
(
たそがれ
)
に、
御泊
(
おとまり
)
を待つ
宿引女
(
やどひきおんな
)
の、
廂
(
ひさし
)
はずれの
床几
(
しょうぎ
)
に掛けて、島田、
円髷
(
まるまげ
)
、
銀杏返
(
いちょうがえし
)
、
撫
(
なで
)
つけ髪の夕化粧、姿を
斜
(
ななめ
)
に腰を掛けて、
浅葱
(
あさぎ
)
に、白に、紅に、ちらちら
手絡
(
てがら
)
の色に通う、
団扇
(
うちわ
)
の絵を動かす
状
(
さま
)
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼
(
あれ
)
より
悪
(
わる
)
うございますと、それは
恐入
(
おそれい
)
りましたな、
私
(
わたくし
)
は美人だと思つてましたが、
器量
(
きりやう
)
の
善悪
(
よしあし
)
は
撫
(
なで
)
たツて
解
(
わか
)
りません……あ……
危
(
あぶね
)
えなア、
何
(
な
)
んですなア……
是
(
これ
)
は……。近「
人力車
(
じんりき
)
だ。 ...
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
薄
(
うす
)
い
髮
(
かみ
)
を
結
(
むす
)
び
髮
(
がみ
)
に、きちんと
撫
(
なで
)
つけて、
衣紋
(
えもん
)
をすつと
合
(
あ
)
はせた……あの、
其
(
そ
)
の
襟
(
えり
)
が
薄黄色
(
うすきいろ
)
で、
而
(
そ
)
して
鼠
(
ねずみ
)
に
藍
(
あゐ
)
がかつた、
艷々
(
つや/\
)
として
底光
(
そこびか
)
りのする
衣服
(
きもの
)
に、
何
(
なん
)
にもない、
白
(
しろ
)
い、
丸拔
(
まるぬ
)
きの
紋着
(
もんつき
)
を
着
(
き
)
て
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
便所へ
行
(
ゆ
)
くにも手を引いて連れて行き、足や腰を
撫
(
なで
)
てあげると云うのも、実は私が迷いを起したからじゃ、とても此の煩悩が起きては私は出家が遂げられん、真に私はお前に惚れた
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一つ
躓
(
つまず
)
きながら、
框
(
かまち
)
へ上って、奥に仏壇のある、
襖
(
ふすま
)
を開けて、そこに
行火
(
あんか
)
をして、もう、すやすやと
寐
(
ね
)
た、
撫
(
なで
)
つけの可愛らしい
白髪
(
しらが
)
と、
裾
(
すそ
)
に解きもののある、女中の
夜延
(
よなべ
)
とを見て、
密
(
そっ
)
とまた閉めて
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
まア
此寒
(
このさむ
)
いのに
可愛
(
かあい
)
い手で足を
撫
(
なで
)
てゝ
遣
(
や
)
るところは
何
(
ど
)
うだえ、……
可愛想
(
かあいさう
)
だなー、……
彼
(
あ
)
の
残余
(
あま
)
つた
料理
(
もの
)
があつたツけ……
賓客
(
きやく
)
の
残
(
のこ
)
した
料理
(
もの
)
が
皿
(
さら
)
の
内
(
なか
)
に取つてあるだらう、……アーそれさ
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
暫く経って
私
(
わたくし
)
が気が附きまして眼を
開
(
ひら
)
いて見ますと、
四辺
(
あたり
)
が
暗
(
くろ
)
うございますから、出ようと存じても出る事も立つことも出来ませんで、
私
(
わたくし
)
は死んで埋められたのではないかと手を
撫
(
なで
)
て見ると
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
撫
漢検準1級
部首:⼿
15画
“撫”を含む語句
慰撫
撫育
撫下
撫子
撫肩
愛撫
猫撫声
横撫
掻撫
撫養
撫付
撫斬
撫廻
撫附
撫物
猫撫聲
左方撫刀剣
麝香撫子
撫川団扇
撫恤
...