“刺身庖丁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしみばうちやう57.1%
さしみぼうちょう42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「主人に地藏樣を抱かせたり、刺身庖丁さしみばうちやうで首を刺したり、そんな惡い人間が、私達と一緒に暮してゐるとは思はれません」
「床の中で過失は變ぢやありませんか。おまけに首筋を刺身庖丁さしみばうちやうで切られて頓死は開闢かいびやく以來で——」
「主人に地蔵様を抱かせたり、刺身庖丁さしみぼうちょうで首を刺したり、そんな悪い人間が、私たちといっしょに暮しているとは思われません」
目のうえで刺身庖丁さしみぼうちょうを振り廻されているところを、将校も母親も駈けつけて行って、やっと取り押えた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)