“出刃庖丁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でばぼうちょう90.0%
でばぼうちやう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死骸しがいのかたわらに出刃庖丁でばぼうちょうが捨ててあった。の所に片仮名かたかなのテの字の焼き印のある、これを調べると、出刃打ちのつかっていた道具だ。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鍛冶屋は屠者が動物を殺すその刀なり出刃庖丁でばぼうちょうを拵えるというようなところから、鍛冶屋も罪ある者として最下族の中に入れてあるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
(臺所の被れ障子を蹴放して、助八は擂粉木すりこぎを持ちてをどり出づ。つゞいて助十は出刃庖丁でばぼうちやうを持ちて出づ。)
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)