トップ
>
刺身庖丁
>
さしみばうちやう
ふりがな文庫
“
刺身庖丁
(
さしみばうちやう
)” の例文
「主人に地藏樣を抱かせたり、
刺身庖丁
(
さしみばうちやう
)
で首を刺したり、そんな惡い人間が、私達と一緒に暮してゐるとは思はれません」
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「床の中で過失は變ぢやありませんか。おまけに首筋を
刺身庖丁
(
さしみばうちやう
)
で切られて頓死は
開闢
(
かいびやく
)
以來で——」
銭形平次捕物控:179 お登世の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
白い
晒木綿
(
さらしもめん
)
に包んだのは、何處のお勝手にもあると言ふものではなく、時々は
刺身庖丁
(
さしみばうちやう
)
の代りにもなつたらしい、細作りの出刄で、血に染んで慘憺たる色をして居りますが
銭形平次捕物控:047 どんど焼
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
二階の
炬燵
(
こたつ
)
を拔いて此處へ降り、廊下へ出て、若い女共の寢込んでゐる部屋の前を、主人の部屋へ忍んで行くのは何んでもない——お勝手から
刺身庖丁
(
さしみばうちやう
)
を取出して、主人を刺すと
銭形平次捕物控:179 お登世の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
誰が入れたか磨ぎすました
刺身庖丁
(
さしみばうちやう
)
が入つて居たり、物置の二階から、あるべき筈のない、澤庵石が落ちて來て、危ふく頭を割りかけたり、——さう言つた無氣味なことが續出するので
銭形平次捕物控:308 秋祭りの夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
裏庭の
崖
(
がけ
)
下に、石の地藏樣を抱いたまゝ轉げ落ちて、その上、
刺身庖丁
(
さしみばうちやう
)
で首筋を深々と刺され、更に、
縞
(
しま
)
の前掛で顏を包んで、
眞田紐
(
さなだひも
)
でその上を、耳から眼、鼻へかけて縛つてあるのです。
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
主人を
害
(
あや
)
めたといふ、薄刄のよく切れさうな
刺身庖丁
(
さしみばうちやう
)
の外には、何んの變つたものもなく、窓も、天窓も、入口の建てつけも、嚴重の上にも嚴重を極めて、此處から曲者の侵入した樣子はありません。
銭形平次捕物控:179 お登世の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
刺
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
庖
漢検準1級
部首:⼴
8画
丁
常用漢字
小3
部首:⼀
2画
“刺身”で始まる語句
刺身
刺身皿
刺身醤油