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『浅間山麓より』
ふりがな文庫
『
浅間山麓より
(
あさまさんろくより
)
』
真夏の正午前の太陽に照りつけられた関東平野の上には、異常の熱量と湿気とを吸込んだ重苦しい空気が甕の底のおりのように層積している。その層の一番どん底を潜って喘ぎ喘ぎ北進する汽車が横川駅を通過して碓氷峠の第一トンネルにかかるころには、もうこの異 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「週刊朝日」1933(昭和8)年10月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
水馬
(
みずすまし
)
鶺鴒
(
せきれい
)
鶯
(
うぐいす
)
関守
(
せきもり
)
醸
(
かも
)
郭公
(
かっこう
)
草藤
(
くさふじ
)
草苺
(
くさいちご
)
甕
(
かめ
)
沓掛
(
くつかけ
)
汀
(
みぎわ
)
水鶏
(
くいな
)
可笑
(
おか
)
模糊
(
もこ
)
時鳥
(
ほととぎす
)
撫
(
な
)
掠
(
かす
)
恰度
(
ちょうど
)
岩堆
(
がんたい
)
山葵
(
わさび
)
家鴨
(
あひる
)
天幕
(
テント
)
喘
(
あえ
)
啄
(
ついば
)