トップ
>
産落
ふりがな文庫
“産落”の読み方と例文
読み方
割合
うみおと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うみおと
(逆引き)
致し方がないから
産落
(
うみおと
)
した女の
児
(
こ
)
を連れて、お熊は深川の網打場へ
引込
(
ひきこ
)
み、門番の勘藏は新左衞門の若様新吉と云うのを抱いて、自分の
知己
(
しるべ
)
の者が
大門町
(
だいもんちょう
)
にございますから
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
爰
(
ここ
)
で
産落
(
うみおと
)
されては大変と、
強
(
むり
)
に行李へ入れて押え付けつつ静かに背中から腰を
撫
(
さす
)
ってやると、
快
(
い
)
い気持そうに
漸
(
やっ
)
と落付いて、暫らくしてから一匹産落し、とうとう
払暁
(
あけがた
)
まで掛って九匹を取上げたと
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
眼前
(
めのまえ
)
に戯れ遊ぶ次郎を見ていても、直ぐ彼の胸には平気で居られないような
聯想
(
れんそう
)
が迫って来た。節子の
産落
(
うみおと
)
したという男の児は丁度この短い着物に
巾着
(
きんちゃく
)
なぞを着けた嫂の子供と同じ
年齢
(
とし
)
であったから。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
産落(うみおと)の例文をもっと
(4作品)
見る
産
常用漢字
小4
部首:⽣
11画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“産”で始まる語句
産
産褥
産屋
産衣
産毛
産土
産土神
産婆
産声
産湯
“産落”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
内田魯庵
島崎藤村