“うみおと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
産落66.7%
海音16.7%
生落16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここ産落うみおとされては大変と、むりに行李へ入れて押え付けつつ静かに背中から腰をさすってやると、い気持そうにやっと落付いて、暫らくしてから一匹産落し、とうとう払暁あけがたまで掛って九匹を取上げたと
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
どう/\ッと松ヶ枝にあたりまする風音かざおと、どぷり/\という春の海では有りますけれども、岸へ打付ける海音うみおと高く、時はまだ若春わかはるのことで、人ッ子一人通りません。
表向おもてむきになれば名跡みょうせきけがれるから重次郎のなさけで旅費を貰うて家出を致したが、丁度懐妊中の子を生落うみおとして夏という娘を得たから、ようやく十五歳まで育って楽しみに致した所が
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)