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思召
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ぼしめし
ふりがな文庫
“
思召
(
ぼしめし
)” の例文
すべて神様のお
思召
(
ぼしめし
)
さ。おれは、わるくないんだ。けれども、
前生
(
ぜんせ
)
に亭主を叱る女か何か、ひどく汚いものだったために、今その罰を受けているのだ。
創生記
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
イイエこれで
沢山
(
たくさん
)
です。
貴君
(
あなた
)
のお志を戴くのですから半襟はこれで結構です。私がかけませんでも外に
用
(
もちい
)
る処が沢山あります。折角のお
思召
(
ぼしめし
)
ですからこれを
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
尤
(
もっと
)
も若い男のことだから、美しい女給の誰かにお
思召
(
ぼしめし
)
のあったらしいことは言うだけ
野暮
(
やぼ
)
である。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「何事も神様のお
思召
(
ぼしめし
)
ですよ、阿母さん!」とチチコフは、溜息を一つついてから言った。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
きっとホトケ様のお
思召
(
ぼしめし
)
なんでしょう……いや、とにかく嬉んでお話いたしましょう。
とむらい機関車
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
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なに、博士ぐらゐなら何時でもなれます、拙者は海外を実地踏査して行政上の意見を
当路者
(
たうろしや
)
に呈出しやうと思つたですが、嬢様のお
思召
(
ぼしめし
)
なら明日にも官を辞して博士論文を書きませうと。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
もしお
思召
(
ぼしめし
)
がおありになったら、神戸側を代表すると云うことにして、奥様と、雪子お嬢さんと、———御姉妹がお揃いになった方がよいから、なるべくならこいさんも都合して下さって
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
何うか一つ叔母さまのお怨みをお晴し下されば誠に有難いことゆえ、実は叔母さまが
私
(
わたくし
)
の方へでも入らしって、病人に会って下さるようなお
思召
(
ぼしめし
)
になれば、病気も全快致しましょうかと存じまして
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
殿のお
思召
(
ぼしめし
)
の程は、どうでござりましょうか
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
是非とも願う、お
思召
(
ぼしめし
)
を下さい
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
召
常用漢字
中学
部首:⼝
5画
“思召”で始まる語句
思召立
思召通
思召に
思召次第
思召被下
思召被成
思召有之候
思召帰住御免