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吼
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く
ふりがな文庫
“
吼
(
く
)” の例文
李逵がじぶんの老母を
啖
(
く
)
い殺された怒りをそのままこの雄虎も、人間の残虐を怒ッていた。一
吼
(
く
)
一
震
(
しん
)
、うらむが如く、かッと赤い口を裂いて、その復讐に挑んでくる。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
獅子一
吼
(
く
)
百獣
震駭
(
しんがい
)
する
底
(
てい
)
の猛威を振わん事を説いたためだ。
三たび東方の平和を論ず
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
うかと、柄を握っていた孔秀は、あっと、鞍から身を浮かして、
佩剣
(
はいけん
)
へ片手をかけたが、とたんに、関羽が一
吼
(
く
)
すると、彼の体躯は真二つになって、血しぶきとともに斬り落されていた。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
周泰は
舷
(
ふなべり
)
の陰にひたと身を伏せたまま、
矢面
(
やおもて
)
をくぐって敵艇へ寄せて行ったが、どんと、船腹と船腹のあいだに勢いよく水煙があがったせつなに、おうっと一
吼
(
く
)
して、相手の船中へ躍りこみ
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、猛風一
吼
(
く
)
して
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
吼
漢検1級
部首:⼝
7画
“吼”を含む語句
獅子吼
遠吼
吼声
吼立
吼付
咆吼
猛吼
吼噦
虚吼
太吼
雷吼
一吼
長吼
怒吼
御吼
哮吼
吼顔
吼噲
吼哮
吼吠