トップ
>
非常
>
ひじやう
ふりがな文庫
“
非常
(
ひじやう
)” の例文
幸
(
さいはひ
)
に
非常
(
ひじやう
)
なる
同情
(
どうじやう
)
と
好意
(
かうい
)
を
以
(
もつ
)
て一
億圓
(
おくゑん
)
のクレデイツトの
設定
(
せつてい
)
をすることが
出來
(
でき
)
たことは、
日本
(
にほん
)
の
財界
(
ざいかい
)
に
取
(
と
)
つて
此上
(
このうへ
)
もなき
次第
(
しだい
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
ものゝ
感
(
かん
)
じ
方
(
かた
)
が
非常
(
ひじやう
)
に
鋭敏
(
えいびん
)
で、
鼻
(
はな
)
・
耳
(
みゝ
)
・
肌
(
はだ
)
などに
觸
(
ふ
)
れるものを
鋭
(
するど
)
く
受
(
う
)
け
取
(
と
)
ることの
出來
(
でき
)
た
珍
(
めづら
)
しい
文學者
(
ぶんがくしや
)
であつたことを
見
(
み
)
せてゐます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
彼方
(
かなた
)
の
山背
(
やまかげ
)
からぞろ/\と
現
(
あら
)
はれて
來
(
き
)
たが、
我
(
わ
)
が
鐵車
(
てつしや
)
を
見
(
み
)
るや
否
(
いな
)
や
非常
(
ひじやう
)
に
驚愕
(
おどろ
)
いて、
奇聲
(
きせい
)
を
放
(
はな
)
つて、
向
(
むか
)
ふの
深林
(
しんりん
)
の
中
(
なか
)
へと
逃
(
に
)
げ
失
(
う
)
せた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
それを
思
(
おも
)
ふと、
机
(
つくゑ
)
に
向
(
むか
)
つたなりで、
白米
(
はくまい
)
を
炊
(
た
)
いてたべられるのは
勿體
(
もつたい
)
ないと
云
(
い
)
つてもいゝ。
非常
(
ひじやう
)
の
場合
(
ばあひ
)
だ。……
稼
(
かせ
)
がずには
居
(
ゐ
)
られない。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
此
(
この
)
可憐
(
かれん
)
な
自白
(
じはく
)
を
何
(
ど
)
う
慰
(
なぐ
)
さめて
可
(
い
)
いか
分別
(
ふんべつ
)
に
餘
(
あま
)
つて
當惑
(
たうわく
)
してゐたうちにも、
御米
(
およね
)
に
對
(
たい
)
して
甚
(
はなは
)
だ
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
だといふ
思
(
おもひ
)
が
非常
(
ひじやう
)
に
高
(
たか
)
まつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
返事
(
へんじ
)
が
無
(
な
)
いから二
度
(
ど
)
掛
(
か
)
けましたがそれでも
返事
(
へんじ
)
が
無
(
な
)
いから
塾
(
じゆく
)
ではどうなつた
事
(
こと
)
かと
非常
(
ひじやう
)
に
心配
(
しんぱい
)
して
責任
(
せきにん
)
を
持
(
も
)
つたものは一
夜
(
や
)
睡
(
ねむ
)
らなかつた
位
(
くらゐ
)
。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
かゝる
大發掘
(
だいはつくつ
)
を
試
(
こゝろ
)
みてから、
非常
(
ひじやう
)
に
此所
(
こゝ
)
は
有名
(
いうめい
)
に
成
(
な
)
つたが、
今
(
いま
)
は
兒島惟謙翁
(
こじまゐけんおう
)
の
邸内
(
ていない
)
に
編入
(
へんにふ
)
せられて、
迚
(
とて
)
も
普通
(
ふつう
)
では
發掘
(
はつくつ
)
する
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
ずに
居
(
ゐ
)
た。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
非常
(
ひじやう
)
なもんだよ。
君
(
きみ
)
は
好
(
い
)
い
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
いてくれた。
俺
(
おれ
)
の
頭腦
(
づなう
)
の
明晰
(
めいせき
)
を一
層確實
(
そうかくじつ
)
に
證據
(
しようこ
)
だてる
機會
(
きくわい
)
を
與
(
あた
)
へてくれた
事
(
こと
)
を
君
(
きみ
)
に
感謝
(
かんしや
)
するね。
待
(
ま
)
ちたまへ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
と、
或朝
(
あるあさ
)
早
(
はや
)
く
非常
(
ひじやう
)
に
興奮
(
こうふん
)
した
樣子
(
やうす
)
で、
眞赤
(
まつか
)
な
顏
(
かほ
)
をし、
髮
(
かみ
)
も
茫々
(
ばう/\
)
として
宿
(
やど
)
に
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
た。
而
(
さう
)
して
何
(
なに
)
か
獨語
(
ひとりごと
)
しながら、
室内
(
しつない
)
を
隅
(
すみ
)
から
隅
(
すみ
)
へと
急
(
いそ
)
いで
歩
(
ある
)
く。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
彼等
(
かれら
)
はさういふ
仕事
(
しごと
)
があるので
墓
(
はか
)
へ
行
(
ゆ
)
くにも
人
(
ひと
)
よりも
先立
(
さきだ
)
つて
非常
(
ひじやう
)
に
急
(
いそ
)
いだのであつたが、それでも
米
(
こめ
)
が
蒸
(
む
)
せるまでには
家
(
いへ
)
の
内
(
うち
)
は
薄闇
(
うすくら
)
く
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
縱令
(
たとへ
)
熱帶
(
ねつたい
)
でなくとも、
多神教國
(
たしんけうこく
)
には
化物
(
ばけもの
)
が
發達
(
はつたつ
)
した。
例
(
たと
)
へば
西藏
(
ちべつと
)
の
如
(
ごと
)
き、
其
(
その
)
喇嘛教
(
らまけう
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
妖怪的
(
えうくわいてき
)
な
宗教
(
しうけう
)
である。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
そして、線の
非常
(
ひじやう
)
に太い、高らかなリズムをもつてゐるやうな
表現力
(
へうげんりよく
)
が鋭く心に迫つて來るやうな
氣
(
き
)
がします。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
一新
(
いつしん
)
の
始
(
はじ
)
め、大久保公
遷都
(
せんと
)
の
議
(
ぎ
)
を
獻
(
けん
)
じて曰ふ、官軍已に
勝
(
か
)
つと雖、
東賊
(
とうぞく
)
猶未だ
滅
(
ほろ
)
びず、宜しく
非常
(
ひじやう
)
の
斷
(
だん
)
を以て非常の事を行ふべしと。先見の明
智
(
ち
)
と謂ふ可し。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
後
(
のち
)
或
(
ある
)
書
(
しよ
)
に
感冐
(
かんばう
)
を
豫防
(
よばう
)
するに
冷水浴
(
れいすゐよく
)
の
非常
(
ひじやう
)
に
利益
(
りえき
)
ある
由
(
よし
)
を
見
(
み
)
、
再
(
ふたゝ
)
び
冷水浴
(
れいすゐよく
)
を
行
(
おこな
)
ひ、
春夏
(
しゆんか
)
の
候
(
こう
)
は
能
(
よ
)
く
繼續
(
けいぞく
)
するを
得
(
え
)
しも、
寒冷
(
かんれい
)
の
頃
(
ころ
)
となりては
何時
(
いつ
)
となく
怠
(
おこた
)
るに
至
(
いた
)
り
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
四ばんに小児の
警固
(
けいご
)
おもひ/\身をかざりて
随
(
したが
)
ふ。次に大人の
警固
(
けいご
)
麻上下
杖
(
つゑ
)
を持て
非常
(
ひじやう
)
をいましむ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
毎号
(
まいがう
)
三千
(
さんぜん
)
づゝも
刷
(
す
)
るやうな
訳
(
わけ
)
で、
未
(
いま
)
だ
勉
(
つと
)
めて
拡張
(
かくちやう
)
すれば
非常
(
ひじやう
)
なものであつたのを、
無勘定
(
むかんじやう
)
の
面白半分
(
おもしろはんぶん
)
で
遣
(
や
)
つて
居
(
ゐ
)
た
為
(
ため
)
に、
竟
(
つひ
)
に
大事
(
だいじ
)
を
去
(
さ
)
らせたとは
後
(
のち
)
にぞ
思合
(
おもひあは
)
されたのです
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
『
奇妙々々
(
きめう/\
)
!』と
愛
(
あい
)
ちやんが
叫
(
さけ
)
びました(
非常
(
ひじやう
)
に
驚
(
おどろ
)
いた
爲
(
ため
)
に
何
(
なん
)
と
云
(
い
)
つて
可
(
い
)
いか
些
(
ちよつ
)
と
解
(
わか
)
らず)『
今
(
いま
)
私
(
わたし
)
は一
番
(
ばん
)
大
(
おほ
)
きい
望遠鏡
(
ばうゑんきやう
)
のやうに、
何時
(
いつ
)
も
外
(
そと
)
へ
向
(
む
)
いたッきりだわ!
左樣
(
さやう
)
なら、 ...
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
許
(
ゆる
)
され其外十人の
足輕
(
あしがる
)
は前後に
立並
(
たちなら
)
び若や道中にて
非常
(
ひじやう
)
の事も有ばとて
專
(
もつぱ
)
ら用心をぞ爲たりけり斯て始の夜は藤澤宿にて泊り以前世話に成たる
旅籠屋
(
はたごや
)
何某
(
なにがし
)
が家に行て
厚
(
あつ
)
く
禮
(
れい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
主人
(
あるじ
)
は
忠實
(
ちゆうじつ
)
な
人
(
ひと
)
であるから、
非常
(
ひじやう
)
に
歡迎
(
くわんげい
)
して
呉
(
く
)
れた。
湯
(
ゆ
)
に
入
(
はひ
)
つて
居
(
ゐ
)
ると
女中
(
ぢよちゆう
)
の
一人
(
ひとり
)
が
來
(
き
)
て
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
只
(
たヾ
)
一人
(
ひとり
)
ありし
妹
(
いもと
)
の
我
(
わ
)
れと
非常
(
ひじやう
)
に
中
(
なか
)
よかりしが、
今
(
いま
)
は
亡
(
う
)
せて
何
(
なに
)
もなき
身
(
み
)
、その
妹
(
いもと
)
が
姉樣
(
ねえさま
)
に
正寫
(
そつくり
)
にて、
今
(
いま
)
も
在世
(
あら
)
ばと
戀
(
こひ
)
しさ
堪
(
た
)
へがたく、お
前樣
(
まへさま
)
に
姉樣
(
ねえさま
)
なれば
我
(
わ
)
れには
妹
(
いもと
)
の
樣
(
やう
)
に
思
(
おも
)
はれて
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
然
(
しか
)
るに
昨年
(
さくねん
)
十一
月
(
ぐわつ
)
二十一
日
(
にち
)
に、
今年
(
こんねん
)
一
月
(
ぐわつ
)
十一
日
(
にち
)
に
於
(
おい
)
て
金解禁
(
きんかいきん
)
を
決行
(
けつかう
)
することに
決定
(
けつてい
)
發表
(
はつぺう
)
し
得
(
え
)
たことは
我國經濟
(
わがくにけいざい
)
の
爲
(
ため
)
に
非常
(
ひじやう
)
な
仕合
(
しあは
)
せである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
實
(
じつ
)
に
非常
(
ひじやう
)
の
手段
(
しゆだん
)
ではあるが、
※日
(
くわじつ
)
、
自動鐵車
(
じどうてつしや
)
が
砂
(
すな
)
すべりの
谷
(
たに
)
に
陷落
(
かんらく
)
した
時
(
とき
)
、
君等
(
きみら
)
を
救
(
すく
)
はんが
爲
(
ため
)
に
製作
(
せいさく
)
した
大輕氣球
(
だいけいきゝゆう
)
が、
今
(
いま
)
も
猶
(
な
)
ほ
殘
(
のこ
)
つて
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
殊
(
こと
)
に、その
引手茶屋
(
ひきてぢやや
)
には、
丁度
(
ちやうど
)
妙齡
(
としごろ
)
になる
娘
(
むすめ
)
が
一人
(
ひとり
)
あつて、それがその
吉原
(
よしはら
)
に
居
(
ゐ
)
るといふ
事
(
こと
)
を、
兼々
(
かね/″\
)
非常
(
ひじやう
)
に
嫌
(
きら
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
娘
(
むすめ
)
は
町
(
まち
)
へ
出度
(
でた
)
いと
言
(
い
)
ふ。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
成效
(
せいかう
)
」と
宗助
(
そうすけ
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
縁
(
えん
)
の
遠
(
とほ
)
いものであつた。
宗助
(
そうすけ
)
は
斯
(
か
)
ういふ
名
(
な
)
の
雜誌
(
ざつし
)
があると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
さへ、
今日迄
(
こんにちまで
)
知
(
し
)
らなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
私が「和解」を
非常
(
ひじやう
)
に傑れた
作品
(
さくひん
)
だと主張するに反して、井汲や小島は「和解」を餘り
感心
(
かんしん
)
してゐないのです。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
は
幾多
(
いくた
)
の
民家
(
みんか
)
が
猶且
(
やつぱり
)
非常
(
ひじやう
)
な
慘害
(
さんがい
)
を
蒙
(
かうむ
)
つて、
村落
(
むら
)
の
凡
(
すべ
)
ては
自分
(
じぶん
)
の
凌
(
しの
)
ぎが
漸
(
やつ
)
とのことであつたので、
殆
(
ほと
)
んど
無用
(
むよう
)
である
寮
(
れう
)
の
再建
(
さいこん
)
を
顧
(
かへり
)
みるものはなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
A
葉書
(
はがき
)
に
關
(
くわん
)
する
君
(
きみ
)
の
知識
(
ちしき
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
豐富
(
ほうふ
)
だね。
女
(
をんな
)
の
話
(
はなし
)
ばかりが
專門
(
せんもん
)
かと思つたら、
葉書
(
はがき
)
の話も
專門
(
せんもん
)
だね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
九
日
(
か
)
(
晴
(
はれ
)
)
昨
(
さく
)
の
如
(
ごと
)
く
到着
(
たうちやく
)
して
見
(
み
)
ると、
新聞連
(
しんぶんれん
)
も
今日
(
けふ
)
は
少
(
すく
)
ない。
坪井博士
(
つぼゐはかせ
)
も
歸京
(
ききやう
)
の
準備
(
じゆんび
)
をして
居
(
を
)
られる。
博物館
(
はくぶつくわん
)
からは、
和田氏
(
わだし
)
一人
(
ひとり
)
だけだ。
併
(
しか
)
し、
高等野次馬
(
かうとうやじうま
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
多
(
おほ
)
い。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
呼出す此時
正面
(
しやうめん
)
には松平
縫殿頭
(
ぬひのかみ
)
殿少し下りて右の座へ
梶川
(
かじかわ
)
庄右衞門殿次には
公用人
(
こうようにん
)
櫻井文右衞門田村治兵衞此方には川上
貞
(
さだ
)
八石川彌兵衞
浦野
(
うらの
)
紋
(
もん
)
兵衞
縁側際
(
えんがはぎは
)
には
足輕
(
あしがる
)
五六人
非常
(
ひじやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そこで
内心
(
ないしん
)
非常
(
ひじやう
)
に
驚
(
おどろ
)
いたけれど
尚
(
なほ
)
も石を
老叟
(
らうそう
)
に
渡
(
わた
)
すことは
惜
(
をし
)
いので
色々
(
いろ/\
)
と
言
(
い
)
ひ
爭
(
あらそ
)
ふた。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『
而
(
さう
)
して
可
(
よ
)
く
呑
(
の
)
み、
可
(
よ
)
く
食
(
く
)
つたものだ。
又
(
また
)
非常
(
ひじやう
)
な
自由主義
(
じいうしゆぎ
)
の
人間
(
にんげん
)
なども
有
(
あ
)
つたツけ。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
愛
(
あい
)
ちやんは
甞
(
かつ
)
て
法廷
(
ほふてい
)
に
行
(
い
)
つたことがありませんでした、
只
(
たゞ
)
それを
書物
(
しよもつ
)
で
讀
(
よ
)
んだばかりでしたが、それでも
其處
(
そこ
)
にある
大抵
(
たいてい
)
の
物
(
もの
)
の
名
(
な
)
を
知
(
し
)
ることが
出來
(
でき
)
たので、
非常
(
ひじやう
)
に
悦
(
よろこ
)
んでゐました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
石橋
(
いしばし
)
と
私
(
わたし
)
との
此
(
この
)
時の
憤慨
(
ふんがい
)
と
云
(
い
)
ふ者は
非常
(
ひじやう
)
であつた、
何故
(
なにゆゑ
)
に
山田
(
やまだ
)
が
鼎足
(
ていそく
)
の
盟
(
ちかひ
)
を
背
(
そむ
)
いたかと
云
(
い
)
ふに、
之
(
これ
)
より
先
(
さき
)
山田
(
やまだ
)
は
金港堂
(
きんこうどう
)
から
夏木立
(
なつこだち
)
と
題
(
だい
)
する
一冊
(
いつさつ
)
を出版しました、
是
(
これ
)
が
大喝采
(
だいくわつさい
)
で
歓迎
(
くわんげい
)
されたのです
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
六
箇月
(
かげつ
)
足
(
た
)
らずの
短時日
(
たんじじつ
)
に
於
(
おい
)
て
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
く
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
に
好結果
(
かうけつくわ
)
を
現
(
あらは
)
したと
云
(
い
)
ふことを
考
(
かんが
)
へると、
國民自體
(
こくみんじたい
)
も
非常
(
ひじやう
)
に
喜
(
よろこ
)
んで
宜
(
よ
)
いことであらうと
考
(
かんが
)
へる。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
有力
(
いうりよく
)
なる
軍器
(
ぐんき
)
と
云
(
い
)
へば、
非常
(
ひじやう
)
なる
爆發力
(
ばくはつりよく
)
を
有
(
いう
)
する
彈丸
(
だんぐわん
)
の
種類
(
しゆるい
)
かしら、それとも、
一種
(
いつしゆ
)
の
魔力
(
まりよく
)
を
有
(
いう
)
する
大砲
(
たいほう
)
の
發明
(
はつめい
)
であらうか。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
全體
(
ぜんたい
)
から
云
(
い
)
つて、
少
(
すくな
)
くとも
從來
(
じゆうらい
)
の四
分
(
ぶん
)
の一の
手數
(
てかず
)
がなくなる
點
(
てん
)
から
見
(
み
)
ても、
前途
(
ぜんと
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
有望
(
いうばう
)
な
事業
(
じげふ
)
であると、
小六
(
ころく
)
は
又
(
また
)
安之助
(
やすのすけ
)
の
話
(
はな
)
した
通
(
とほ
)
りを
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
お
前
(
まへ
)
も
又
(
また
)
何
(
なん
)
だ、
打
(
ぶ
)
つてゞも
揺
(
ゆすぶ
)
つてゞも
起
(
おこ
)
せば
可
(
い
)
いのに——しかし
疲
(
つか
)
れた、
私
(
わたし
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
疲
(
つか
)
れて
居
(
ゐ
)
る。お
前
(
まへ
)
に
分
(
わか
)
れてから
以来
(
このかた
)
、まるで
一目
(
ひとめ
)
も
寐
(
ね
)
ないんだから。……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
女房
(
にようばう
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
疲憊
(
ひはい
)
して
居
(
ゐ
)
たが、
我慢
(
がまん
)
をするからといつたばかりに
卯平
(
うへい
)
はぐつと
力
(
ちから
)
を
入
(
い
)
れて
引
(
ひ
)
き
出
(
だ
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
一
代
(
だい
)
の
覇圖
(
はと
)
も
夢物語
(
ゆめものがたり
)
に
奉天城外
(
ほうてんじやうぐわい
)
の
露
(
つゆ
)
と
消
(
き
)
えてしまつたが、
例
(
れい
)
の
張作霖
(
ちやうさくりん
)
は
非常
(
ひじやう
)
な
麻雀好
(
マアジヤンず
)
きだつたと
言
(
い
)
ふ。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
水谷氏
(
みづたにし
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
兒島家
(
こじまけ
)
の
好意
(
かうい
)
を
喜
(
よろこ
)
び、
一人
(
いちにん
)
の
以
(
もつ
)
て
此聖跡
(
このせいせき
)
を
荒
(
あ
)
らすべきで
無
(
な
)
いとして、
斯道
(
しだう
)
のオーソリチーたる
坪井博士
(
つぼゐはかせ
)
、それから
華族人類學會
(
くわぞくじんるゐがくくわい
)
の
牛耳
(
ぎうじ
)
を
執
(
と
)
らるゝ
二絛公爵
(
にでうこうしやく
)
に
通知
(
つうち
)
し
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
翌日
(
よくじつ
)
は
雨
(
あめ
)
、
朝
(
あさ
)
からしよぼ/\と
降
(
ふ
)
つて
陰鬱
(
いんうつ
)
極
(
きは
)
まる
天氣
(
てんき
)
。
溪流
(
けいりう
)
の
水
(
みづ
)
増
(
ま
)
してザア/\と
騷々
(
さう/″\
)
しいこと
非常
(
ひじやう
)
。
晝飯
(
ひるめし
)
に
宿
(
やど
)
の
娘
(
むすめ
)
が
給仕
(
きふじ
)
に
來
(
き
)
て、
僕
(
ぼく
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
て
笑
(
わら
)
ふから、
僕
(
ぼく
)
も
笑
(
わら
)
はざるを
得
(
え
)
ない。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
彼
(
かれ
)
は
其後
(
そのご
)
病院
(
びやうゐん
)
に二
度
(
ど
)
イワン、デミトリチを
尋
(
たづ
)
ねたので
有
(
あ
)
るがイワン、デミトリチは二
度
(
ど
)
ながら
非常
(
ひじやう
)
に
興奮
(
こうふん
)
して、
激昂
(
げきかう
)
してゐた
樣子
(
やうす
)
で、
饒舌
(
しやべ
)
る
事
(
こと
)
はもう
飽
(
あ
)
きたと
云
(
い
)
つて
彼
(
かれ
)
を
拒絶
(
きよぜつ
)
する。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
墮馬髻
(
だばきつ
)
のものたるや、がつくり
島田
(
しまだ
)
と
云
(
い
)
ふに
同
(
おな
)
じ。
案
(
あん
)
ずるに、
潰
(
つぶし
)
と
云
(
い
)
ひ、
藝子
(
げいこ
)
と
云
(
い
)
ひ
投
(
なげ
)
と
云
(
い
)
ひ、
奴
(
やつこ
)
はた
文金
(
ぶんきん
)
、
我
(
わ
)
が
島田髷
(
しまだまげ
)
のがつくりと
成
(
な
)
るは、
非常
(
ひじやう
)
の
時
(
とき
)
のみ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これが
非常
(
ひじやう
)
に
有効
(
ゆうかう
)
であつたので、(
勿論
(
もちろん
)
先輩中
(
せんぱいちう
)
、
既
(
すで
)
に
小萬鍬
(
せうまんぐわ
)
を
用
(
もち
)
ゐて
居
(
ゐ
)
た
人
(
ひと
)
が
有
(
あ
)
つたさうだが、それは三
本
(
ぼん
)
爪
(
づめ
)
の、
極
(
きは
)
めて
小
(
せう
)
なる
物
(
もの
)
)
前
(
まへ
)
の
鍛冶屋
(
かじや
)
に四
本
(
ほん
)
刄
(
ば
)
の
大形
(
おほがた
)
のを
別誂
(
べつあつら
)
へするなど
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
そして、
奧
(
おく
)
さんの
熱
(
ねつ
)
心な
賛成
(
さんせい
)
を
得
(
え
)
た上で、
苦
(
くる
)
しい内から
漸
(
やうや
)
く工
面
(
めん
)
して、
非常
(
ひじやう
)
な
期待
(
きたい
)
とともに
買
(
か
)
ひ
求
(
もと
)
めたのが、ちの一万二千三百七十五
号
(
がう
)
といふたつた一
枚
(
まい
)
の、その△△
債劵
(
さいけん
)
なのであつた。
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
今年
(
ことし
)
は
非常
(
ひじやう
)
な
暑
(
あつ
)
さだつた。また
東京
(
とうきやう
)
らしくない、しめり
氣
(
け
)
を
帶
(
お
)
びた
可厭
(
いや
)
な
蒸暑
(
むしあつ
)
さで、
息苦
(
いきぐる
)
しくして、
寢
(
ね
)
られぬ
晩
(
ばん
)
が
幾夜
(
いくよ
)
も
續
(
つゞ
)
いた。おなじく
其
(
そ
)
の
夜
(
よ
)
も
暑
(
あつ
)
かつた。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
發掘
(
はつくつ
)
を
始
(
はじ
)
め(
其他
(
そのた
)
の
方面
(
はうめん
)
に
於
(
おい
)
て
角力
(
すまふ
)
を
取
(
と
)
つた)てからは、
身體
(
しんたい
)
の
健康
(
けんかう
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
良好
(
りやうかう
)
で、
普通
(
ふつう
)
の
土方
(
どかた
)
としても一
人
(
にん
)
前
(
まへ
)
の
業務
(
げふむ
)
が
取
(
と
)
れる
樣
(
やう
)
に
成
(
な
)
つて
見
(
み
)
ると、
益々
(
ます/\
)
多
(
おほ
)
く
大
(
おほ
)
きく
遺跡
(
ゐせき
)
を
掘
(
ほ
)
り
得
(
う
)
る
樣
(
やう
)
になり
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
それが、
非常
(
ひじやう
)
に
人
(
ひと
)
の
雜沓
(
ざつたう
)
する、
江戸
(
えど
)
の
十字街
(
じふじがい
)
、
電車
(
でんしや
)
の
交叉點
(
かうさてん
)
もあるし、
大混雜
(
だいこんざつ
)
の
中
(
なか
)
で
其
(
そ
)
の
有樣
(
ありさま
)
なんです。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
非
常用漢字
小5
部首:⾮
8画
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
“非常”で始まる語句
非常時
非常梯子
非常識
非常に
非常召集
非常線
非常滊笛
非常臨検
非常呼集
非常手段