トップ
>
毎日
>
まいにち
ふりがな文庫
“
毎日
(
まいにち
)” の例文
ほんとうに、
毎日
(
まいにち
)
働
(
はたら
)
いても、つまらない
話
(
はなし
)
だ。
大金持
(
おおがねも
)
ちになれはしないし、また、これという
安楽
(
あんらく
)
もされない。ばかばかしいことだ。
天下一品
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
森
(
もり
)
の
奥
(
おく
)
の
住
(
す
)
まいには、
毎日
(
まいにち
)
木枯
(
こが
)
らしが
吹
(
ふ
)
いて、
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
も
落
(
お
)
ちつくすと、やがて
深
(
ふか
)
い
雪
(
ゆき
)
が
森
(
もり
)
をも
谷
(
たに
)
をもうずめつくすようになりました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
塗
(
ぬ
)
りたての
壁
(
かべ
)
は
狹苦
(
せまくる
)
しい
小屋
(
こや
)
の
内側
(
うちがは
)
を
濕
(
しめ
)
つぽく
且
(
かつ
)
闇
(
くら
)
くした。
壁
(
かべ
)
の
土
(
つち
)
の
段々
(
だん/\
)
に
乾
(
かわ
)
くのが
待遠
(
まちどほ
)
で
卯平
(
うへい
)
は
毎日
(
まいにち
)
床
(
ゆか
)
の
上
(
うへ
)
の
筵
(
むしろ
)
に
坐
(
すわ
)
つて
火
(
ひ
)
を
焚
(
たい
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
第六
毎日
(
まいにち
)
一度
(
いちど
)
は
冷水
(
ひやみづ
)
或
(
あるひ
)
は
微温湯
(
ぬるゆ
)
にて
身體
(
からだ
)
を
清潔
(
きれい
)
に
拭
(
ぬぐ
)
ひとり、
肌着
(
はだぎ
)
を
着替
(
きかへ
)
べし。
入浴
(
ふろ
)
は六七
日目
(
にちめ
)
毎
(
ごと
)
に
成
(
なる
)
たけ
熱
(
あつ
)
からざる
湯
(
ゆ
)
に
入
(
い
)
るべき
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
中津藩
(
なかつはん
)
の
子
(
こ
)
どもばかりでなく、ほかからも
入門
(
にゅうもん
)
するものがあって、十
人
(
にん
)
あまりの
生徒
(
せいと
)
に、
諭吉
(
ゆきち
)
は、
毎日
(
まいにち
)
オランダ
語
(
ご
)
をおしえていました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
▼ もっと見る
日
(
ひ
)
は
毎日
(
まいにち
)
、
出
(
で
)
る、
人
(
ひと
)
は
毎日
(
まいにち
)
働
(
はたら
)
け。さうすれば
毎晩
(
まいばん
)
安
(
やす
)
らかに
眠
(
ねむ
)
られる、さうすれば、
其翌日
(
そのよくじつ
)
は
又
(
また
)
新
(
あたら
)
しい
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
を
拜
(
をが
)
むことが
出來
(
でき
)
る。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『
腹部
(
おなか
)
の
病気
(
びょうき
)
でございました。
針
(
はり
)
で
刺
(
さ
)
されるようにキリキリと
毎日
(
まいにち
)
悩
(
なや
)
みつづけた
末
(
すえ
)
に、とうとうこんなことになりまして……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
千葉
(
ちば
)
、
埼玉
(
さいたま
)
、あの
大河
(
たいが
)
の
流域
(
りうゐき
)
を
辿
(
たど
)
る
旅人
(
たびびと
)
は、
時々
(
とき/″\
)
、
否
(
いや
)
、
毎日
(
まいにち
)
一
(
ひと
)
ツ
二
(
ふた
)
ツは
度々
(
たび/″\
)
此
(
こ
)
の
水
(
みづ
)
に
出會
(
でつくは
)
します。
此
(
これ
)
を
利根
(
とね
)
の
忘
(
わす
)
れ
沼
(
ぬま
)
、
忘
(
わす
)
れ
水
(
みづ
)
と
呼
(
よ
)
んで
居
(
ゐ
)
る。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
A どうも
永々
(
なが/\
)
と
御馳走樣
(
ごちそうさま
)
。
葉書
(
はがき
)
で
始
(
はじ
)
まつた
御縁
(
ごえん
)
だから
毎日
(
まいにち
)
二
枚
(
まい
)
づつの
往復
(
わうふく
)
ぐらゐ
當
(
あた
)
り
前
(
まへ
)
だね。
然
(
しか
)
し
何
(
なに
)
しろ
葉書
(
はがき
)
といふ
奴
(
やつ
)
は
面白
(
おもしろ
)
いものだね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
大佐
(
たいさ
)
よ、
私
(
わたくし
)
も
既
(
すで
)
に
此
(
この
)
島
(
しま
)
の
仲間
(
なかま
)
となつた
今
(
いま
)
は、
貴下等
(
あなたがた
)
の
毎日
(
まいにち
)
/\の
勞苦
(
らうく
)
をば、
徒
(
いたず
)
らに
傍觀
(
ぼうくわん
)
して
居
(
を
)
るに
忍
(
しの
)
びません、
何
(
な
)
んでもよい。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
文士相樸
(
ぶんしずまふ
)
が
盛
(
さか
)
んな
頃
(
ころ
)
なので、
栗島狹衣氏
(
くりしまさごろもし
)
が
殆
(
ほとん
)
ど
毎日
(
まいにち
)
の
樣
(
やう
)
に
來
(
き
)
て
居
(
ゐ
)
たので、
狹衣子
(
さごろもし
)
と
同
(
おな
)
じ
朝日新聞
(
あさひしんぶん
)
に
居
(
ゐ
)
る
水谷幻花氏
(
みづたにげんくわし
)
も、
其縁
(
そのえん
)
で
遊
(
あそ
)
びに
來出
(
きだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
それで周三は、
毎日
(
まいにち
)
畫架
(
ぐわか
)
に向ツて歎息ばかりしてゐながら、
定期
(
ていき
)
の時間だけ
丁
(
ちやん
)
と畫室に入ツて、バレツトにテレビン
油
(
ゆ
)
に
繪具
(
ゑのぐ
)
を
捏返
(
ねりかへ
)
してゐた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
けれどもその
時
(
とき
)
聞
(
き
)
いた
歌
(
うた
)
が、
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
まで
泌
(
し
)
み
込
(
こ
)
んで
居
(
い
)
たので、それからは、
毎日
(
まいにち
)
、
歌
(
うた
)
をききに、
森
(
もり
)
へ
出
(
で
)
かけて
行
(
ゆ
)
きました。
ラプンツェル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
そしてこんな
有様
(
ありさま
)
はそれから
毎日
(
まいにち
)
続
(
つづ
)
いたばかりでなく、
日
(
ひ
)
に
増
(
ま
)
しそれがひどくなるのでした。
兄弟
(
きょうだい
)
までこの
哀
(
あわ
)
れな
子家鴨
(
こあひる
)
に
無慈悲
(
むじひ
)
に
辛
(
つら
)
く
当
(
あた
)
って
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
水車
(
すゐしや
)
は
毎日
(
まいにち
)
動
(
うご
)
いて
居
(
ゐ
)
るどころか、
吹
(
ふ
)
きつける
雪
(
ゆき
)
に
埋
(
うづ
)
められまして、まるで
車
(
くるま
)
の
廻
(
まは
)
らなくなつてしまつたことも
有
(
あ
)
りました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
宗助
(
そうすけ
)
と
一所
(
いつしよ
)
になつて
以來
(
いらい
)
、
御米
(
およね
)
の
毎日
(
まいにち
)
膳
(
ぜん
)
を
共
(
とも
)
にしたものは、
夫
(
をつと
)
より
外
(
ほか
)
になかつた。
夫
(
をつと
)
の
留守
(
るす
)
の
時
(
とき
)
は、たゞ
獨
(
ひと
)
り
箸
(
はし
)
を
執
(
と
)
るのが
多年
(
たねん
)
の
習慣
(
ならはし
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「いいともさ。ぼく、
国
(
くに
)
を
半分
(
はんぶん
)
わけてあげるよ。それからおっかさんへは
毎日
(
まいにち
)
おかしやなんかたくさんあげるんだ。」
いちょうの実
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
かかる
議論
(
ぎろん
)
にまるで
心
(
こころ
)
を
圧
(
あっ
)
しられたアンドレイ、エヒミチは
遂
(
つい
)
に
匙
(
さじ
)
を
投
(
な
)
げて、
病院
(
びょういん
)
にも
毎日
(
まいにち
)
は
通
(
かよ
)
わなくなるに
至
(
いた
)
った。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
定得意
(
ぢやうとくい
)
となし居る身の上なればお
常
(
つね
)
は
勿論
(
もちろん
)
忠
(
ちう
)
八が云事にても
背
(
そむ
)
く事なく主人の如くに
仕
(
つか
)
へ
毎日
(
まいにち
)
お
常
(
つね
)
の
肩
(
かた
)
など
揉
(
もみ
)
て
機嫌
(
きげん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
是
(
こ
)
れと
言
(
い
)
ふも
矢張
(
やつぱり
)
原田
(
はらだ
)
さんの
縁引
(
ゑん
)
が
有
(
あ
)
るからだとて
宅
(
うち
)
では
毎日
(
まいにち
)
いひ
暮
(
くら
)
して
居
(
ゐ
)
ます、お
前
(
まへ
)
に
如才
(
ぢよさい
)
は
有
(
あ
)
るまいけれど
此後
(
このご
)
とも
原田
(
はらだ
)
さんの
御機嫌
(
ごきげん
)
の
好
(
い
)
いやうに
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
へえ誠に
有難
(
ありがた
)
う
存
(
ぞん
)
じます……あなたは
何方
(
どちら
)
のお
方
(
かた
)
で。×「フヽヽ
何方
(
どちら
)
だつて、お
前
(
まへ
)
毎日
(
まいにち
)
のやうに
宅
(
うち
)
へ
来
(
き
)
てえるぢやアねえか、
大坂町
(
おゝさかちやう
)
の
近江屋金兵衛
(
あふみやきんべゑ
)
だよ。 ...
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
森
(
もり
)
や
林
(
はやし
)
のあるところならよいが、
疲
(
つか
)
れても
翼
(
はね
)
をやすめることもできず、お
腹
(
なか
)
が
空
(
す
)
いても
何
(
なに
)
一つ
食
(
た
)
べるものもない、ひろいひろい、それは
大
(
おほ
)
きな、
毎日
(
まいにち
)
毎晩
(
まいばん
)
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
「つかぬことを
訊
(
き
)
くようだが、おまえ
毎日
(
まいにち
)
見世
(
みせ
)
へ
出
(
で
)
ていて、まだこれぞと
思
(
おも
)
う、
好
(
す
)
いたお
方
(
かた
)
は
出来
(
でき
)
ないのかえ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
毎日
(
まいにち
)
見物
(
けんぶつ
)
や
勉強
(
べんきよう
)
のために、
入場
(
にゆうじよう
)
する
人々
(
ひと/″\
)
は
非常
(
ひじよう
)
にたくさんあつて、ちようど
博覽會
(
はくらんかい
)
へ
行
(
い
)
つたほどの
賑
(
にぎは
)
ひです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
その
葉
(
は
)
の
内部
(
ないぶ
)
の
葉緑粒
(
ようりよくりゆう
)
は、
毎日
(
まいにち
)
、
日光
(
につこう
)
の
力
(
ちから
)
をかりて、
空氣中
(
くうきちゆう
)
にある、
人間
(
にんげん
)
に
害
(
がい
)
をする
炭酸瓦斯
(
たんさんがす
)
も
吸
(
す
)
ひ、そのかはりに、
人間
(
にんげん
)
になくてはならない
酸素
(
さんそ
)
をはき
出
(
だ
)
して
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
ほんとうの
名
(
な
)
は
讃岐
(
さぬき
)
の
造麻呂
(
みやつこまろ
)
といふのでしたが、
毎日
(
まいにち
)
のように
野山
(
のやま
)
の
竹藪
(
たけやぶ
)
にはひつて、
竹
(
たけ
)
を
切
(
き
)
り
取
(
と
)
つて、いろ/\の
物
(
もの
)
を
造
(
つく
)
り、それを
商
(
あきな
)
ふことにしてゐましたので
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
さて
灰汁
(
あく
)
にひたしてはさらす事、
毎日
(
まいにち
)
おなじ事をなして幾日を
歴
(
へ
)
て白々をなしたるのちさらしをはる。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
ヂュリ (樓上より)お
前
(
まへ
)
もう
去
(
いな
)
しますか? あゝ、
戀人
(
こひびと
)
よ、
殿御
(
とのご
)
よ、わが
夫
(
つま
)
よ、
戀人
(
こひびと
)
よ! きっと
毎日
(
まいにち
)
消息
(
たより
)
して
下
(
くだ
)
され。これ、一
時
(
とき
)
も百
日
(
にち
)
なれば、一
分
(
ぷん
)
も百
日
(
にち
)
ぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
初
(
はじめ
)
から
気質
(
きしつ
)
の
合
(
あ
)
はない
家族
(
かぞく
)
との
折合
(
をりあひ
)
は
日
(
ひ
)
を
追
(
お
)
ふに
従
(
したが
)
つて
円滑
(
ゑんくわつ
)
には
行
(
ゆ
)
かなくなり、
何
(
なに
)
かにつけてお
互
(
たがひ
)
に
顔
(
かほ
)
を
赤
(
あか
)
らめ
言葉
(
ことば
)
を
荒
(
あら
)
くするやうな
事
(
こと
)
が
毎日
(
まいにち
)
のやうになつて
来
(
き
)
たので
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
山田
(
やまだ
)
の
書斎
(
しよさい
)
は八
畳
(
ぢやう
)
の
間
(
ま
)
でしたが、
其
(
それ
)
に
机
(
つくゑ
)
を
相対
(
さしむかひ
)
に
据
(
す
)
ゑて、
北向
(
きたむき
)
の
寒
(
さむ
)
い
武者窓
(
むしやまど
)
の
薄暗
(
うすぐら
)
い
間
(
ま
)
に
立籠
(
たてこも
)
つて、
毎日
(
まいにち
)
文学の話です、
此
(
こゝ
)
に
二人
(
ふたり
)
が
鼻
(
はな
)
を
並
(
なら
)
べて
居
(
ゐ
)
るから
石橋
(
いしばし
)
も
繁
(
しげ
)
く訪ねて来る
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
『
私
(
わたし
)
どもは
最上
(
さいじやう
)
の
教育
(
けういく
)
を
受
(
う
)
けました——
實際
(
じつさい
)
、
私
(
わたし
)
どもは
毎日
(
まいにち
)
學校
(
がくかう
)
へ
行
(
ゆ
)
きました——』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
随分
(
ずいぶん
)
古
(
ふる
)
い
昔
(
むかし
)
のこと、ヱヴェレストのはるか
麓
(
ふもと
)
に、ラランとよぶ一
羽
(
は
)
の
鴉
(
からす
)
が
棲
(
す
)
んでゐた。もの
凄
(
すご
)
いほど
暗
(
くら
)
い、こんもりと
繁
(
しげ
)
つた
密林
(
みつりん
)
の
奥
(
おく
)
で、
毎日
(
まいにち
)
歌
(
うた
)
つてる
小鳥
(
ことり
)
や
仲
(
なか
)
のいゝ
虫
(
むし
)
などを
殺
(
ころ
)
して
喰
(
た
)
べてゐた。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
かれはわたしが
坑
(
こう
)
へ帰ることがごく
自然
(
しぜん
)
なように思っているらしかった。かれ自身はもうまもなく、
毎日
(
まいにち
)
危険
(
きけん
)
をおかすことに
慣
(
な
)
れた人の見せるようなむとんちゃくさで、また
坑
(
こう
)
へはいって行った。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
しかし
僕
(
ぼく
)
たち
村
(
むら
)
のものにとっては、いつまでも
忘
(
わす
)
れられない
鐘
(
かね
)
だ。なぜなら、
尼寺
(
あまでら
)
の
庭
(
にわ
)
の
鐘楼
(
しゅろう
)
の
下
(
した
)
は、
村
(
むら
)
のこどものたまりばだからだ。
僕
(
ぼく
)
たちが
学校
(
がっこう
)
にあがらないじぶんは、
毎日
(
まいにち
)
そこで
遊
(
あそ
)
んだのだ。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
毎日
(
まいにち
)
どれだけ
私
(
わたし
)
の
眼
(
め
)
を
慰
(
なぐさ
)
める
事
(
こと
)
であらう。
日の光を浴びて
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
ちょうど
私
(
わたし
)
と
同
(
おな
)
じい七つ、八つばかりの
子供
(
こども
)
が、
毎日
(
まいにち
)
五、六
人
(
にん
)
も
寄
(
よ
)
り
集
(
あつ
)
まって
鬼事
(
おにごっこ
)
をしたり、こまをまわしたりして
遊
(
あそ
)
んでいました。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あの
若者
(
わかもの
)
は
毎日
(
まいにち
)
つっ
伏
(
ぷ
)
したきり、
物
(
もの
)
も
食
(
た
)
べずにいる
様子
(
ようす
)
だが、あのまま
置
(
お
)
いてかつえ
死
(
じ
)
にに
死
(
し
)
なれでもしたら、お
寺
(
てら
)
の
汚
(
けが
)
れになる。」
一本のわら
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
第二
毎日
(
まいにち
)
の
食餌
(
しよくじ
)
は
三度
(
さんど
)
を
限
(
かぎ
)
り、
分量
(
ぶんりやう
)
を
定
(
さだ
)
む
可
(
べ
)
し。
夜中
(
やちゆう
)
に
飮食
(
いんしよく
)
せざるを
最
(
もつと
)
もよしとす。
但
(
たゞし
)
食後
(
しよくご
)
は
少時間
(
しばらく
)
休息
(
きうそく
)
し
運動
(
うんどう
)
を
始
(
はじ
)
むべき
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
女
(
をんな
)
は
聲
(
こゑ
)
を
高
(
たか
)
く
唄
(
うた
)
うては
又
(
また
)
聲
(
こゑ
)
を
低
(
ひく
)
くして
其
(
そ
)
の
句
(
く
)
を
反覆
(
はんぷく
)
する。
其
(
そ
)
の
唄
(
うた
)
ふ
處
(
ところ
)
は
毎日
(
まいにち
)
唯
(
たゞ
)
此
(
こ
)
の一
句
(
く
)
に
限
(
かぎ
)
られて
居
(
ゐ
)
た。
女
(
をんな
)
は
年増
(
としま
)
で
一人
(
ひとり
)
の
子
(
こ
)
を
負
(
お
)
うて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
斯
(
か
)
うして
殆
(
ほとん
)
ど
毎日
(
まいにち
)
の
如
(
ごと
)
く
掘
(
ほ
)
つて
居
(
ゐ
)
る
間
(
うち
)
に、
萱原
(
かやはら
)
を三
間
(
げん
)
幅
(
はゞ
)
で十
間
(
けん
)
ばかり、
南
(
みなみ
)
から
北
(
きた
)
まで
掘進
(
ほりすゝ
)
んで、
畑
(
はた
)
の
方
(
はう
)
まで
突拔
(
つきぬ
)
けて
了
(
しま
)
つた。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
野球
(
ボール
)
は
其樣
(
そん
)
な
災難
(
さいなん
)
が
無
(
な
)
いから、
毎日
(
まいにち
)
/\
盛
(
さか
)
んなものだ、
丁度
(
ちやうど
)
海岸
(
かいがん
)
の
家
(
いへ
)
から一
町
(
ちやう
)
程
(
ほど
)
離
(
はな
)
れて、
不思議
(
ふしぎ
)
な
程
(
ほど
)
平坦
(
たいらか
)
な
芝原
(
しばはら
)
の「ゲラウンド」があるので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其處
(
そこ
)
へ、
午後二時
(
ごごにじ
)
ごろ、
眞日中
(
まつぴなか
)
とも
言
(
い
)
はず、
毎日
(
まいにち
)
のやうに、おなじ
時間
(
じかん
)
に、
縁
(
えん
)
の
下
(
した
)
から、のそ/\と……
出
(
で
)
たな、
豫言者
(
よげんしや
)
。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「それでは、まあ、せっかくならいたいということですから、
毎日
(
まいにち
)
、
朝
(
あさ
)
はやくおいでください。
役所
(
やくしょ
)
へでかけるまえに、おしえてあげましょう。」
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
それほどに
好
(
す
)
きで、
抱
(
だ
)
き、
擁
(
かか
)
え、
撫
(
な
)
で、
持
(
も
)
ち
歩
(
ある
)
き、
毎日
(
まいにち
)
のように
着物
(
きもの
)
を
着
(
き
)
せ
直
(
なお
)
しなどして、あの
人形
(
にんぎょう
)
のためには
小
(
ちい
)
さな
蒲団
(
ふとん
)
や
小
(
ちい
)
さな
枕
(
まくら
)
までも
造
(
つく
)
った。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
其
(
その
)
うち
年
(
とし
)
が
段々
(
だん/\
)
片寄
(
かたよ
)
つて、
夜
(
よる
)
が
世界
(
せかい
)
の
三分
(
さんぶん
)
の
二
(
に
)
を
領
(
りやう
)
する
樣
(
やう
)
に
押
(
お
)
し
詰
(
つま
)
つて
來
(
き
)
た。
風
(
かぜ
)
が
毎日
(
まいにち
)
吹
(
ふ
)
いた。
其音
(
そのおと
)
を
聞
(
き
)
いてゐる
丈
(
だけ
)
でも、
生活
(
ライフ
)
に
陰氣
(
いんき
)
な
響
(
ひゞき
)
を
與
(
あた
)
へた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
假
(
か
)
りに
俺
(
おれ
)
が
其
(
そ
)
の
地位
(
ちゐ
)
に
立
(
た
)
つたとして
考
(
かんが
)
へて
見
(
み
)
ても、
事柄
(
ことがら
)
の
如何
(
いかん
)
に
係
(
かゝ
)
はらず、
毎日
(
まいにち
)
葉書
(
はがき
)
で
何
(
なん
)
のかのと
云
(
い
)
つて
來
(
こ
)
られた
日
(
ひ
)
にや、
實際
(
じつさい
)
やり
切
(
き
)
れまいと
思
(
おも
)
ふよ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
恁
(
かゝ
)
る
議論
(
ぎろん
)
に
全然
(
まるで
)
心
(
こゝろ
)
を
壓
(
あつ
)
しられたアンドレイ、エヒミチは
遂
(
つひ
)
に
匙
(
さじ
)
を
投
(
な
)
げて、
病院
(
びやうゐん
)
にも
毎日
(
まいにち
)
は
通
(
かよ
)
はなくなるに
至
(
いた
)
つた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
いや
何
(
ど
)
うも
永持
(
ながもち
)
はあるまいと
思
(
おも
)
はれる、
殆
(
ほと
)
んど
毎日
(
まいにち
)
死
(
し
)
ぬ
死
(
し
)
ぬと
言
(
いつ
)
て
見
(
み
)
る
通
(
とほ
)
り
人間
(
にんげん
)
らしき
色艷
(
いろつや
)
もなし、
食事
(
しよくじ
)
も
丁度
(
ちやうど
)
一週間
(
いつしうかん
)
ばかり
一粒
(
いちりふ
)
も
口
(
くち
)
へ
入
(
い
)
れる
事
(
こと
)
が
無
(
な
)
いに
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「へええ。
何
(
なん
)
て
圖々
(
づう/″\
)
しいんでせうね」そうして
半
(
なか
)
ば
獨白
(
ひとりごと
)
のやうに「
自分
(
じぶん
)
でこそ
毎日
(
まいにち
)
のやうにやつてる
癖
(
くせ
)
に」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
「ではおせんにゃ、ちゃんとした
情人
(
いろ
)
があって、この
節
(
せつ
)
じゃ
毎日
(
まいにち
)
、そこへ
通
(
かよ
)
い
詰
(
づ
)
めだというんだね」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
“毎日”の意味
《形容動詞》
毎日(まいにち)
連続した各々の日にわたって行うさま。
(出典:Wiktionary)
毎
常用漢字
小2
部首:⽏
6画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“毎日”で始まる語句
毎日々々
毎日毎日
毎日電報
毎日曜日
毎日暮
毎日曜
毎日駆
毎日対手
毎日毎晩
毎日郵報