“繪具”のいろいろな読み方と例文
新字:絵具
読み方割合
ゑのぐ50.0%
ヱノグ33.3%
えのぐ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで周三は、毎日まいにち畫架ぐわかに向ツて歎息ばかりしてゐながら、定期ていきの時間だけちやんと畫室に入ツて、バレツトにテレビン繪具ゑのぐ捏返ねりかへしてゐた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
線描スミガきなしに、うちつけに繪具ヱノグを塗り進めた。美しい彩畫タミヱは、七色八色の虹のやうに、郎女の目の前に、輝き増して行く。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
また近年きんねんこの洞穴ほらあな發掘はつくつして、むかし彩色さいしき使つかつた繪具えのぐ發見はつけんせられたので、それらは洞穴ほらあなそばにある番人小屋ばんにんごやにあるちひさな陳列室ちんれつしつならべてありました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)