繪具ヱノグ)” の例文
新字:絵具
線描スミガきなしに、うちつけに繪具ヱノグを塗り進めた。美しい彩畫タミヱは、七色八色の虹のやうに、郎女の目の前に、輝き増して行く。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
線描スミガきなしに、うちつけに繪具ヱノグを塗り進めた。美しい彩畫タミヱは、七色八色の虹のやうに、郎女の目の前に、輝き増して行く。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
だが、身狹乳母ムサノチオモの計ひで、長老オトナは澁々、夜道を、奈良へ向つて急いだ。あくる日、繪具ヱノグの屆けられた時、姫の聲ははなやいで、興奮ハヤりかに響いた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
あくる日、繪具ヱノグの屆けられた時、姫の聲ははなやいで、興奮ハヤりかに響いた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)